旅行というモチベーションが出来て日々の生活にも活気が出る。

イベント好きの私としては常にこういったイベントが待ち構えている方がいい。

まだ一か月も先だというのに夕食はどこで食べるかとかどこの店とどこの店で買い物するとか調べていた。

それをさきおに話し、ああしようとかこうしようとかするのが楽しかった。

わんころもにも話した。

まるで本当に話を聞いてくれているみたいにじっと私を見て聞いている。

「わんころも一緒に行く？」

わんと一言。

「今返事したよねえ？」とさきおに聞く。

「わんころもはお留守番よ。」

くうと一言。

「ほら今度は文句言った！」

わんころもと行けるといいんだけど。

今度新しい猫ちゃんを引き取ることになったとさきおが言った。

「ほんとに？」

まだどういう子が来るのかはわからないらしい。

「楽しみー。どんな子かなあ。」

そうかっ。わんころもさみしそうにしてたからね。

また仲間が出来るんだ。

「楽しみね、わんころも」

わんと言った。

「ほらっ、やっぱり返事したよ！」

私の話がわかるのかしら。

「いつ来るの？」

「来週。」

「会いに来ていい？」

「もちろん。来て！」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい