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もちろん、森山さんには言わない。
「森山さん、竹宮君は知ってる?」
「ああ、青田さんの同期の方ですね。」
「そうそう。」
「お話したことないです。」
「じゃあ紹介するね。」
とりあえず森山さんの相手を竹宮君に任せてみる。
竹宮君もこういう場では明るくふるまっている。
意外と合うかもしれない。
あとは、ひとりになってる子は居ないかしら。
残念なが青田君は参加していないけど、成島君は居る。
ずっと私の部署の同期と居るから、ちょっと声をかけてみる。
私の部署の成島君の1年先輩、森山さんの同期の子が居るので紹介してみた。
男同士だけど、なんか警戒しているみたいで歯切れが悪い。
ふたりともちょっとシャイな感じなんだよなあ。
そこへ森山さん登場。
同期の星野君にちょっかいを出す。
「ねえ、星野くーん、成島君を教育してよう。」
何を教育するんだろう。
星野君は困った顔をしている。
しょうがないなあ。
「森山さん、竹宮君と仲良くなれた?」
「はい!もう仲良しです。」
調子いいなあ。
と思ったら、今度は森山さん、サブローくんとさきおのところへ行った。
楽しい子だな。
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