ノート

「ねえ先生」「ん?」「好き」採点していた手が止まる。冗談でないことはよく分かっていた。「だ「だめって言うんでしょう」デスクライトに照らされた指がきらきらと光る。「私が先生の彼女になってあげるよ」一筋の風のような言葉だった。慌ててノートを見直す。逆さまだよと彼女が笑った。

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恋愛ショートショートショート @taka84_maiko

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