第25話
さて、その頃であった。
ところ変わって、
家のテーブルに
他にも
それを聞いた
「あんたはなにを考えて生きているのよ!!」
「調子に乗るな!!」
「
「
「
「
「その前に、
これに対して、
「なんで
「
「だからと言って
「それじゃあどうしたらいいのよ?」
「
「分かったわよ〜」
「
「なんだよぉ〜」
「あした、川西の
「川西に行くって…」
「あやまりに行くのです!!」
「あやまりに行くって…」
「
「なによあんた!!出ていきなさいよ!!」
「ああ出ていくよ!!オレは…この家の子じゃないのだよ!!」
「だったら出ていけ!!」
「チクショー!!チクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショー!!」
(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…)
この時であった。
遠くで雷が鳴る音が聞こえた。
『チクショー』とレンコしながら家から飛び出した
時は、深夜11時24分頃であった。
ところ変わって、山陽新幹線の新神戸駅にて…
上りの新大阪行きの新幹線みずほがプラットホームに到着した。
その後、三ノ宮駅から阪急神戸線の電車に乗り継いで武庫之荘駅ヘ向かった。
家に到着したのは、日付が変わって6月28日の深夜1時前だった。
(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…ザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザー…)
雷が鳴ったあと、雨が降り出した。
疲れた表情を浮かべている
家の広間にて…
テーブルに
「ただいまじゃないわよ!!こんな遅くまでどこヘ行ってたのよ!?」
「オレは、会社のおつかいで松山ヘ行ってたのだよ〜」
「ウソ言われん!!」
「ねえさん!!オレは課長からお使いを頼まれたから松山ヘ行ったのだよ!!」
「ウソつくな!!」
「
「おかーちゃんも怒ってよ!!午前さまで帰って来た家族を怒鳴り散らすのはおかーちゃんの約目でしょ!!」
「おちついてよ!!」
「おちついてるわよ!!」
めんどくさいんだよ…
「兄さんはまだ帰っていないのだ…」
「
「そう〜」
「
「そう…
「
「どーでもいいって…」
「
「実の両親が亡くなったから仕方なく
「言わなくても分かるでしょ!!」
「
「分かったわよ〜」
(ザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザーザー…)
この時、雨の音が少しずつ強くなった。
「
「かあさん。」
「
「ああ…根尾の社長さんの
「
「分かってるよ…」
「2年前も、同じ形で金沢ヘ行ったよね…なんで大事な日にいらん頼まれ事を引き受けるのよ!?」
「あの時は、(当時の)課長が『お礼はきちんとするから…』と言うたから引き受けたのだよ…」
「(当時の)課長さんは、
「(当時の)課長からお礼を受け取ったよ!!」
「だったらいいけど…」
「
「なんだよぉ〜」
「
「もうしわけない話って、なんだよぉ〜」
「あとでおかーさんがなおみさんに電話で言うておくから…」
「だからどうしろと言うのだよ?」
「
「それはどう言うことだよ?」
「おかーさんは
「だからなんでことはさんを違う人にゆずるのだよ?」
「おかーさんは、困っているのよ〜」
「だからなにに困っていると言うのだよ!!」
「
「なんだよぉ!!」
「やっぱり…なにも用意できてない状態でサイコンするのはよくないよ…その上に、
「かあさん!!ことはさんも前のダンナさんを交通事故でなくしているのだよ!!」
「分かってるわよ…」
「かあさん!!その前にこっちの話も聞いてくれよ!!」
「分かってるわよ!!」
「オレは、根尾の社長さんのご家族たちと今治のイオンモールで会った…そこで、マゴチャンの忘れ物を届けた…そのあとに帰ろうとしたら根尾の社長さんに止められたのだよ…『ラーメン一杯だけでもいいから…』と言うたから仕方なくとどまった…それで帰りが遅くなった…その時にことはさんと会った!!」
「どこでことはさんと会ったのよ!?」
「大街道のスタバ!!」
「大街道…」
「ことはさんは、根尾の社長の息子さんの嫁さんの親友だった…だから、そこで改めて紹介された…お話しはしたよ…だけど、お付き合いするかどうかについては待ってくれと言われた!!」
「分かったわよ〜」
「かあさん。」
「
「かあさんは、ことはさんを違う人にゆずれと言うたね。」
「言うたわよ。」
「それは、どなただ!?」
「だから、おかーさんのむかしからの
「分かった…もういい…」
その後、ゆっくりとした足取りで部屋に向かった。
(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!ドザー!!ドザー!!)
時は、深夜2時半頃であった。
この時、より大きな雷鳴が轟いたあと1時間に70ミリに相当する非常に激しい雨が降り出した。
またところ変わって、神戸市北区の国道176号線沿いにあるラブホにて…
この時、
チャラいカッコウの男は、
4人が部屋に入ろうとした時であった。
この時、マタニティ服姿の
「まちなさいよ!!」
「なんだよぉ〜」
「よくもアタシを裏切ったわね!!
「お前とはもう終わったのだよ〜」
「ふざけるな!!」
思い切りブチ切れた
チャラいカッコウの男は、
チャラいカッコウの男は、
2階にある部屋にて…
「オドレぶっ殺してやる!!」
この時、
「やめてくれ〜」
「下へ降りろ!!」
「ああああ!!」
(ドザー!!ドザー!!ドザー!!)
ところ変わって、部屋の外にて…
「ふざけるなクソガキ!!」
「なにすんだよ!!」
「オレの女にてぇつけやがったな!!」
「オレは知らねーよ!!」
「ぶっ殺してやる!!」
それから数分後であった。
危険を感知した
この時、チャラいカッコウの男が
それから数秒後であった。
チャラいカッコウの男に突き飛ばされた
「ふざけるなぶっ殺してやる!!」
「
このあと、チャラいカッコウの男と
この時だった。
(キキキキキキキキキキキキキキキキキキ!!グォーン!!)
チャラいカッコウの男が運転していた車がガレージから急発進した。
運転席に
(キキキキキキキキキキキキキキキキキキドスーン!!)
急発進した車は、チャラいカッコウの男と
車は、ラブホから出たあと国道176号線を通って宝塚方面へ向かった。
この時であった。
(ブブブブ!!キキキキキキキキキキキキ!!ドスーン!!)
(ドカーン!!ドカーン!!)
特大トレーラーの後ろにケンインしていたタンクローリーが大爆発を起こしたあと炎上した。
トレーラーを運転していた運転手も死亡した。
(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!ドスーン!!ドザー!!ドザー!!)
この時、よりしれつな雷鳴が轟いたと同時に1時間に90ミリに相当するもうれつな雨が降り出した。
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