第16話:其処岳 未瑠奈(そこだけ みるな)って人。
俺と瑠奈がショッピングパークからマンションに帰ると、リビングに
姉ちゃんと
俺たちが買い物に行ってる間にその女性が訪ねてきたらしい。
で話を聞いてみると、なんとその女性、
衣服をはぎ取るっていう
「叶多・・・この人、
姉ちゃんが言った。
「だな・・・」
その
歳恰好のめっちゃ綺麗な人だった。
瑠奈がいなかったら、お付き合いをお願いしたいくらい・・・。
「え?
「おネエさん、めっちゃ若いけど・・・」
「この姿は現世での仮の姿だよ・・・ニイちゃん」
「あ〜そうなんですか・・・」
「あ・・・僕の名前「
「知ってるよ・・・君のことも瑠奈ちゃんのことも・・・」
「ここへ来る前に調べて来たからね」
「私、其処岳 未瑠奈(そこだけ みるな)って名前」
「あ〜どうも・・・
「叶多、
来たんじゃないの?」
って姉ちゃんが・・・。
「そうなんですか?
「
「心配しなくても連れて帰ったりしないよ」
「その逆・・・実はいい話を持ってきたんだ」
「いい話って?」
「叶多くん・・・生身の瑠奈ちゃんと幽霊の瑠奈ちゃんとどっちがいい?」
「幽霊もいいですけど、やっぱり生身の瑠奈がいいかな」
「瑠奈の実体化維持タイムは今んところ30分が限界なんですよ」
「でも後どれだけ伸びるか分かんないし・・・このまま実体化できないかもしれない
じゃないすか?」
「私、がんばってるよ、叶多」
「分かってるけどな・・・このままじゃエッチできるかどうかも分かんないだろ?」
「叶多・・・おまえそれしか頭にないのか?」
「それって大事なことだろうがよ、姉ちゃん・・・」
「あのさ・・・そんなにエッチしたいんなら生前の瑠奈ちゃんを生き返らせれば
いいんだよ」
「え?そんなことできるんですか?、未瑠奈さん」
「どうやって? だいいち瑠奈の体は火葬場で焼かれちゃってるんですよ」
「バ〜カ、灰になった体なんか役にたたないことくらい分かってるよ」
「ちゃんと形を留めてる時を狙うんだよ」
「実はこの方法はちゃんとした理由がないかぎり使わないんだけどな」
「方法って?」
とぅ〜び〜こんて乳。
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