転生者
すふれちーずけーき
金欠
「宮地センパーイ、仕事取ってきてください」
「この仕事は自分から取りに行くなんて厳しいんだ、諦めろ」
そんなことを言っても俺も早く仕事をとってきたいと思っていた。最近金欠だ。
「まぁ、仕事まだ残ってはいるんだいいじゃないか」
「つっても残り一件じゃないですか」
これは、やばい。本当にやばい残り一件が終わったら仕事がなくなる、実質無職じゃないか。俺らの収入はほぼ依頼から来ている。他のバイトでも稼いではいるが、この何でも屋の維持費税金などで大半が持っていかれる。税金高い。
なので俺らは金欠なのだ、給料が高くないのについてきてくれる空にはほんとに感謝。
「とりあえずこの一件は終わらせよう」
「話はそれからだ」
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「ふぅ、やっと終わった」
「猫の救助、とか言われるから簡単かと思ったら行方不明の猫とか聞いてないですよ!」
「仕方ない、だけど1日で終わったのはよかったね。下手すりゃもっとかかるとこだったよ。けど、かなり時間がかかったから疲れた、早く何でも屋に戻ろう」
いやほんとに何で一日もかかったのさ、大変な仕事やりたくないけどやらないと死ぬ、なんて最悪な世界だ、そんなことを思いながら何でも屋に戻っていくのだった。
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