二〇二四年 七月 八日


 焦るほどではないけれど、よく考えたらそんなに余裕ない。


 なにに使ってるかわからない。こどもができたし、生活の必要なものに使ってるから気づかない、という予想が立った。あとは、東京をただ歩くのにも相当な旅費がかかっている。


 それはまあ必要経費だとしても、そういった、これは必要という出費がどうやら増えている。おむつ、ホテル代に新幹線代。節約しているのに、家計が楽にならないということが起きている。


 贅沢の仕方を変えることになる。


 お金をかけるものを変える、というか、何にお金を使いたいかだ。ほしいといえば、あの椅子がほしい。いつもあの椅子のことだ。


 ワタリウム美術館で、おそらく磯崎新の展覧会だったと思う。ゼミで行った。磯崎がもっていたという書斎だけのツリーハウスにあった椅子のことを思い出す。


 狭い室内に椅子が一脚ある情景を覚えているのだ。そして、座り心地がとてもよかった。


 名前を思い出そうとして検索する。椅子 軽い デザイン 海外


 スーパーレジェーラという。そうそう。40万だった。中古で20万。一年一万で借りると考えると40年。朝の車での出来事だった。そのまま、ぼくは金と時間の関係について考えようとしていた。


 あんまり暑くないと思っても気のせい。曇っていたからか。


 すき焼き用のにくを春菊と舞茸のオリーブオイルソテーに合わせ、焼いて塩。牛肉の脂はうまい。


 ジム。体験三回目。しっかり運動したって感じ、頭が働かず、帰ってからしばらくは何も書けない。


 ハンタのアニメをみる、三次試験を通ったところ。たいへん面白い。

 

 

 


 

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