生活の練習_シュミレータとしての小説

二〇二四年 七月 五日

　朝ゆっくり起きたから朝食は簡素だった。ピーナツバター、メンマ、粉スープ、こどもの残したパンの耳。

　よく晴れている。

　車で菓子折りの買い出しにでたところ、事故に遭う。信号待ちしていたら、前の車がバックしてきた。後続車がいたので動けないまま、クラクションを鳴らした。こつんと小突かれた感じがした。

　ナンバープレートが曲がってバンパーに傷がついた程度で済んだ。

　車に興味ないつもりでいたけど、歪んだナンバープレートをみて、ピシッとしていてほしい気持ちが湧いてきた。今日も暑く、夏の日だ。

　修理に何万かかるかわからないので、しっかりと手続きをした。警察、保険会社、互いの免許証の写真、連絡先の交換。子細に疲れてしまい、今日は厄日だったなと思う。相手が穏便な人で助かった。