二千二十四年 六月 二十六日
今朝は湿気がすこしはまし。温度も夏っぽくはない。
昼休みに蜂ジェットバズーカとネコ撃退粉を買いに行った。一匹の野良ネコに、駐車場がねぐらにされている。
特には他に、日常からすこし変わった日記的なことがなかった。なにか美しいものをみてなかっただろうか。
仕事が定時におわり、夕日の眩しい時間に車を走らせた。いつもと眩しさが違う。
車の直進方向、やや左手に太陽の位置関係だと運転席のサンバイザーだけでは日の光が防げなくて、助手席のもおろして使ってみた。だが、変わりない。
バックミラーがちょうどよく防いでくれる気がして、お尻を深く座って首を高くしてみると、太陽は小さなバックミラーの真裏に隠れた。
もしも、湿気がことばなら、つまりことばが湿気なら、人間は、調湿の器官を備えた、他者と湿度をやりとりする唯一の動物だ。
ことばが湿気なら、除湿器や加湿器が筆記具になる。ことばに埋もれるような息苦しさは、真夏の空気のそれになる。
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