桔梗の花

@edamame050

桔梗の花

「今日も息してっか?」


 家の花壇に植えられた桔梗に朝のご挨拶をしてから私はスカートをしまい自転車に跨がり、ペダルを漕いだ。

 朝の通学路は新鮮な空気に包まれていて、なんだかとても清々しい気持ちにさせてくれる。


 私は今年の五月に東京からここに転校してきた。クラスには上手く馴染めず今も孤立気味だったりするが、こちらから挨拶すれば返事は返って来るのでいじめられてるわけではないと思う。

 自分自身への証明のため、教室の扉を開き手を上げて大きな声で挨拶する。


「おっはよー!」


 何名かがこちらをちらっと見て目を逸らすか、そもそも眼中にいれないかで返事は返ってこない。うん、もしかしたらいじめられてるのかも。いや、無視されただけならいじめではない、少々過敏すぎるな私。

 早々に席について寝たふりを開始しようとして、そこに待ったが掛かる。


「お、おはよ~赤崎さん」


 おお、返事が返ってきた。すごい嬉しい。


「おはよう! 良い天気だね! 今日は調子どう!」


 勢いよく顔を上げたので、視界が一瞬ぐるんとするほど揺れたが気にしない。


「あはは、元気~」


 それだけ言うと彼女は席を立ってどこかに行ってしまった。おトイレかな?


 ***


 六月になり、梅雨の時期に入った。今日の予報では雨だ。雨に濡れたくなかった私は必然的にバス通学を選ぶことになる。傘を杖に田んぼ沿いを歩いて、家の近くの停留所に足を運ぶ。空はグレーと白の曇天模様でなんだか私の立つ地表から近く感じて、今にも落ちてきそうだった。雨は降りそうで降らない。きっときまぐれなのだろう。ベンチに座ってそんな空を眺めていた。 

 

 ぽつりと雨粒が伸ばしきった足の靴のつま先にあたる。降ってき・・・・・・


「ねぇ」


 横から声が掛かる。驚きのあまり私は思わず、広げた足を畳んで太ももに両手を乗せ、首を左へと九十度回転させた。


「そう、足は閉じて。あと出来ればもう少し端に寄ってくれる?」


 私と同じ制服を着た、実に綺麗な女子生徒が傘も持たずにちょこんと座っていた。いつのまに。


「お、おはようございます~」

「おはよう」


 私は急にポップした彼女に激しく動揺しつつも、なんとか朝の挨拶を行った。朝の挨拶は大事だからね。

 私が移動したのを見届けると「よし」と短く言って彼女は足と腕を組んで目を瞑り、数秒後には小さくいびきをかき始めたため、思わずの〇太かよと心の中で突っ込んでしまった。


「あのぉ~」

「なに?」


 私が声を掛けると端正な顔には似合わない鼻提灯を破裂させ、こちらを不機嫌そうな眼差しで見つめる。


「いつからそこに?」

「なに、いちゃ悪い?」

「いえ、滅相もございません」


 ご機嫌斜めな彼女を怒らせまいと言葉を選ぶ。


「あのぉ~、良い天気ですね」

「雨だけど」


 普段あまりクラスメイトと会話してこなかった弊害がここで浮き彫りになってしまった。


「バスなかなか来ませんね」

「そうね」


 何時くらいにつくのか、気になった私は立ち上がりひまわり型の標識版に記されている時刻表を見た。


「げっ、三十分後!?」

「田舎だからね」


 なんてこった、これでは遅刻してしまうではないか。とはいえ徒歩で行くのは面倒くさいので諦めてベンチに戻る。


「遅刻確定だー」

「それはご愁傷様」


 その言葉を聞いて私はふと疑問を覚える。


「うちの生徒ですよね?」

「そうよ」


「だったら貴女も遅刻確定じゃないですか」

「まぁ、そうなるわよね」


 遅刻確定仲間なのに、なぜこんな余裕そうな顔をしてられるのだろうか? 他人事ではないだろうに。 


「人のこと言えないじゃないですか」

「私はいいのよ」


 澄ました顔で彼女は言う。


「どうして?」

「どうしてもよ」


 意味がわからないが彼女の態度を見る限り、あながち虚勢ではないのかもしれない。そう思わせる説得力が彼女にはあった。なんとなくだが。


「お名前聞いてもいいですか?」

「雨宮静音」

「静音さん」


「ちょっと勝手に下の名前で呼ばないでよ」

「雨宮さん」

「よし」雨宮さんが言う。


 やった。久しぶりに人の名前を呼べた気がする。


「なんでガッツポーズしてるの?」

「久しぶりに人の名前呼べたのが嬉しくてつい」


 そう言うと雨宮さんは興味深そうに私を見つめた。

 穴が空くほど見つめてくる。


「友達いないの?」

「ぐふっ」


 痛いところを突かれた。その言葉は私にとって致命傷だよ。ひどいよ。


「ま、前の学校ではひ、一人くらいいましたよ」

「転校してきたの?」


「はい」

「それで友達いないんだ?」


 人の答えづらい部分をヅケヅケと言ってくるな、泣いちゃうぞ。


「・・・・・・はい」


 渋々頷く。


「ふーん」


 雨宮さんはなにやら思案顔になると顎に指を添える。

 友達のいない私に対して攻撃性の高い言葉を考えてるのだろうか、それだったら即刻やめて欲しい。


「よし」


 雨宮さんの中で結論が出たのか何かを決断した顔をすると私の方を見た。何言われるの? こわいよ。


「私とお友達になりましょう」

「・・・・・・え?」


 今なんて言ったんだろう。


「はぁ、聞こえないならその耳、引きちぎってあげましょうか?」


 雨宮さんが握りこぶしをつくって捻るジェスチャーをする。その言葉に謎の凄みを感じて思わず震える。


「聞こえてます! 聞こえてます!」

「じゃあ、どうなの? 貴女が嫌なら別に強制はしないけど・・・・・・」

「えっと」


 しゅんとした顔で語尾を弱める雨宮さんはなんか可愛かった。


「私で良ければ・・・・・・」

「ほんと? じゃあ決定ね」


 そう言うと雨宮さんは先ほどの私のように小さくガッツポーズをした。


「よし」


 しばらくしてバスが来る。私は一瞬でも雨に濡れないように通学鞄を傘に車内へと駆け込んだ。あれ?

 雨宮さんが乗ってこないことが不思議で私は振り返ってベンチを見る。


「いってらっしゃい」


 閉まっていくドアの隙間で雨宮さんが座ったまま私に手を振っていた。開き直って午後から出るつもりなのかな?


 ***


 また雨の日。私は今日も今日とてバス通学。

 家を出たときから雨は本降りで私はちっぴちっぴ、ちゃっぱちゃっぱ、らんらんらんな気持ちは全く持ち合わせず、停留所に傘を差して早歩きで向かった。

 着くと例のごとく雨宮さんが座っていた。


「おはようございます」

「おはよう」


 雨宮さんとは対角の位置にちょこんと座る。


「ねぇ」

「は、はい」


 雨宮さんがこちらを見つめる。


「なんでそんな離れてるの?」

「なんでって言われても・・・・・・」


 返答に窮してると雨宮さんはちょっと涙目になる。


「私のこと嫌い?」

「いえ、別に嫌いってわけじゃ」


「じゃあ、好き?」

「え、えっとぉ」


 正直返答に困る。


「冗談よ。からかってみただけ」

「あ、そうなんですね・・・・・・」


 雨宮さんは一変してすんとした顔に戻ると前を向いて足を組んだ。


「でももう少しそばに来なさいよ。こんなに空いてるんだから」


 確かに雨宮さんの言うとおり、ベンチは私たちしか使ってないからスペースが広い。

 私はお言葉に甘えて、席一個分開けて雨宮さんの隣に座った。


「もっと近くても良いのに・・・・・・」

「え? なんて?」

「なんでもないわよ」


 ***


 また雨が降ったそんな日。バス通学。


「ねぇ」

「はい」

「貴女の名前なんて言うの?」


 そういえばまだ名乗ってなかったなと、そこそこ話してきた仲なのに今更そんなことに思い至る。


「赤崎日向っていいます」

「日向ちゃん」


「ちょ、ちょっとぉ、勝手に下の名前で呼ばないで下さいよぉ」

「なに? 文句あるの?」

「いえ、なんでもないです」


 虎のような鋭い目線で睨まれる。雨宮さんの真似をしてみただけなのに怒られた。とりあえず怖いので、両手を振って必死に白旗をあげることにする。


「よし」


 ***


 また雨の日。バス。

 田んぼの蛙の合唱を聴きながら私は歩いていた。そしてたどりつく停留所。雨宮さんがいた。

 相変わらず雨宮さんは傘を持っていない。それなのに濡れた様子もない。ひょっとして雨宮さんは・・・・・・


「もしかして雨粒一つ一つ避けながらここに来てます?」

「は?」 


 こいつは何を喋ってるんだと可哀想な人を見るような目で見つめる雨宮さん。


「もしくはバリア張って雨粒をガードしてるとか」

「なにをいってるの・・・・・・」


 だって雨宮さんが濡れずにここまで来れる理由ってそれくらいしか思いつかないんだもん。あ、呆れてため息ついてる。傷つくなぁ。


 ***


 雨。バス。

 私は何回か雨宮さんとおしゃべりすることによって、なんとなく彼女のことがわかってきたのかもしれない。今では彼女が次に話そうとすることもまるわかりだ。ここまでくれば、もうもはや彼女に関する世界的権威といわれてもおかしくない。


「ねぇ」

「はい!」

「ル〇ージって可哀想だと思わない?」


 返上します。権威。


「なんでそう思ったんですか?」

「だって永遠の二番手って言われてるのよ」

「そうですね」


 私は頭を抱えながら頷いた。


「兄よりすぐれた弟なぞ存在しねぇ!!って言われてるのよ」

「それ言ったのジャ〇ですし、言われたのケ〇シロウですよ」


「スーパーマ〇オワールドはあるのにどうしてスーパール〇ージワールドはないのよ」

「それ言ったらマ〇オマンションもないですよ」


「それにピー〇みたいなヒロインキャラいないじゃない」

「デ〇ジーがいるじゃないですか」


「ぱっとしないじゃない」

「個人の意見じゃないですか」


 雨宮さんは空を眺めると重々しく口を開いた。


「不憫ね・・・・・・」

「かもっすね」


 数分前の自信に満ちた私を殴り飛ばしたくて、私も空に想いを馳せた。


 ***


 休み時間となりいつも通り一人でご飯を食べようと風呂敷を広げようとしたとき。


「ねぇ赤崎さんってさ」

「一緒にご飯食べる? いいよ!」


 思わず首をぐるんと動かして脳震盪を軽く起こしてしまったが、気にしない。


「い、いやちがくて」

「ちがうんだ・・・・・・」


 ちがうのか。


「いつもバス乗る時って、もしかして田んぼ沿いの停留所使ってる?」

「そうだけど・・・・・・」

「やっぱり」


 一体何だろう?


「赤崎さんは知らないかもだけど去年あそこで惨殺されたうちの学校の女子生徒がいてね、名前が確か雨宮静音っていうんだけど・・・・・・」


 え?


「それでね、それ以来雨の日になるとその女の子があそこに現れてそこにいる人に話しかけるんだって。友達になりましょうって」


 開いた口が塞がらない。


「それで友達になって六日話すと彼女に呪い殺されるんだって」


 そんな雨宮さんが、そんな。


「でもね聞いて。話さなければいいだけだから。彼女になに言われても無視すれば良いだけだから。それにしても世の中物騒だよね、しかもその女の子を殺した犯人まだ捕まっていないみたいだよ」


 その後も彼女は事件の詳細やらなんやらをいろいろと語ってくれたが衝撃が強すぎて、後半は何を言ってたか入ってこなかった。

 たしかにそれなら雨の日でも傘をもって来ず、濡れなかった理由もわかる。でも雨宮さんがそんな・・・・・・


 ***


 その日の夜はひどい夢を見た。とてつもなく淀んだ雲を仰いでごぷごぷと口元から溢れる液体。男が跨がり何度も鋭利な刃物を私のお腹に向かって振り下ろす。その度に鋭い痛みが私を襲った。痛い。なんで私がこんな目に。・・・・・・許さない。


 呼吸が荒くなって目が覚める。確かに最後、彼女の声と顔がハッキリと聞こえて見えた。私のかいた滝のような汗がシーツに吸い込まれて滲んだ。

 そしてさきほどの夢の内容を思い出して嗚咽混じりに私は枕を濡らした。気づかされてしまったのだ、彼女の受けた痛みに。気づいてしまったのだ、胸が痛むほど寄せていた想いに。それ以降、雨の日が来ても私はあのバス停を使わなかった。


 ***


 とある夏の日、私は赤点を取ってしまったおかげで補修授業を受ける羽目になった。その日は朝起きたら自転車が盗まれていて否応なしにもそのバス停を使わざる負えなくなった。歩いて行くと片道だけで一時間以上もかかるし、私はそんなのごめんだった。


 それに今は背の高い大きな入道雲があるだけで、それ以外は文句なしの良い天気だった。

 停留所につくと彼女はいなかった。ぼーっと空を眺める。大きな雲が陰を作る。少し天気が崩れてきた。


 向こうから夏だというのに黒づくめの男がやってきた。私は不審だなと思いつつ、いや見た目で判断するなと言うし、とにかくベンチの端に座った。すると男は私の横ににぴったりと着くように座るではないか。思わず私はベンチから離れようとするが、時すでに遅し。


 男は私の手首を掴んで引っ張り、ベンチに私の背を着かせて仰向けにして跨がり、懐から取り出したサバイバルナイフの刃先が下になるように持って、大きく振り上げる。あ、私終わったな。完全に終わりを確信した私は目を瞑ってその時を待った。


 頬を冷たい感触が打つ。雨? それになんか軽くなったような。いつまでも訪れない痛みに恐る恐る目を開けると、雨宮さんが私に跨がりじっと見つめていた。


「ねぇ」


 だめだ。答えちゃダメだ。思わず雨宮さんと目が合わないよう顔を横に逸らすと、アスファルトの上に首が不自然に曲がった男が壊れた人形みたいに横たわっていた。


「どうして最近来てくれなかったの?」

「ごめんなさ・・・・・・」


 あ、今度こそやってしまった。私は目を瞑って終わりが訪れるのを待った。せめて最後は彼女の顔を見ないで死にたい。あのどす黒い憎悪に満ちた思いを向けられたくなかった。


 少しの間を置いて「そう」と無表情な声が響いた。次の瞬間、唇を冷たい感触が覆う。口内を別の生き物が蠢くように蹂躙される。思わず目を見張る。顔を逸らそうとすると両頬を彼女の手によってひんやりと包まれる。彼女の舌を伝って運ばれる液体はとても甘くて癖になってしまいそうな味だった。胸がじんわりと広がるような温かさでぽかぽかする。


 何分そうしただろうか。その間、私は意識が飛びそうになるのを抑えながら、その行為を甘受していた。

 やがて雨宮さんの長い睫の本数を数え終わる頃には私と彼女の口元を透明なブリッジが形成される。


「な、んで・・・・・・」

「なんでって、クッ〇を倒したマ〇オは姫様からキスをもらったでしょう? それを頂いただけよ」


「それは頬じゃないですか。唇ではないですよ」

「些細な問題よ」

「意味分かりませんよ・・・・・・」


 彼女の深紫の瞳がまっすぐ私を射止める。彼女の世界的権威じゃない私には何を考えてるのかさっぱりわからなかった。

 ふふっと妖艶な笑みを零す彼女。


「どうして貴女がここに来なくなったか当ててあげましょうか?」

「・・・・・・」


「私の正体に気づいて怖くなったんでしょ」

「ちが!・・・・・・くないですけど」

「いいのよ。正直に言って」


 優しく私の頬を撫でる彼女。違うんです。怖かったのは。本当に怖かったのは。


「怖かったのは好きな人に嫌われたんじゃないかと思って」

「どうして?」

「だってあんな怖くて痛い夢を見せてきたから」


 雨宮さんはそれを聞いて温かな眼差しで微笑む。


「ちがうのよ。理解して欲しかったの」

「理解?」

「私の受けた痛みを知って欲しかったの」


 雨宮さんは続ける。


「ごめんなさい。それは私のエゴよね」


 雨が本格的になって二人の間をアスファルトを打つ雨音が響く。


「ねぇ」

「はい」

 

 雨宮さんの細い指がしなやかに私の頬から首筋にそしてそのままゆっくりと布越しのお腹へと流れる。


「幽霊とのキスはどうだった?」

「とても冷たくてひんやりとしてました」

「そう」


 蝉の声が空気の粘度を増している。


「じゃあ、好きな人とのキスはどうだった?」

「とても暖かくて心地よかったです」

「そう」


 雨宮さんは私から離れると私の手を引いて雨の世界へと誘った。


「ねぇ」

「はい」

「日向のことが大好きよ愛してる」


 私たちはおでこを合わせ両指を絡め、滴る雨粒など気にも留めなかった。


「私も雨宮さんのことが……」

「下の名前で呼んで?」


 上目遣いで言われる。


「私も静音さんのことが大好きです。愛してます」


 その言葉に嬉しそうにはにかむ彼女。ぎゅっと抱きしめると冷たいはずの彼女の身体を熱が帯びてる気がして、感じないはずの胸の鼓動が伝わってくるようだった。


「証明してみせて」


 耳元でそっと囁かれる。


「いいですよ」


 私は彼女を最後まで名残惜しそうに味わってから離すと男の手にある得物を手に取り自分の首元に当て、静音さんを見つめながら・・・・・・横に引いた。


 ***


「ねぇ知ってる?」

「なに?」


「あの例の停留所の噂」

「あー知ってる。雨の日になると二人の女の子がそこに現れるんでしょ」


「そうそう、それで話しかけると殺されるんだって」

「こわぁ。でも話しかけなきゃ無害なんだよね」


「うん。邪魔されるのが嫌なだけみたいだからきっとそう」

「それはそうとして、その二人すっごい見た目は良いんだよね」


「そうだね」

「それでお互い愛し合ってるとか」


「うんうん」

「見ている分には目の保養になるんだろうね」


田んぼ沿いにあるバス停、そこで二人の少女が亡くなったという。

 誰が置いたか知らないが、その少女二人を弔ってかそこの停留所の端っこには桔梗の花が一輪生けられていた。

 


 

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