実験小説のはら

ねんど

第1話 芸能界の文化では、

芸能界の文化では、女性がどこかの男性スターから嫌がらせを受けている場合、そのスターは業界の「執行者」と見なされることがある。


年配のスターであればあるほど、自分のためではなく、業界全体のために何かをしていると考える傾向が強い。


スターが “私は業界を良くするためにここにいる “と言うとき、つまり彼は “私は自分のキャリアを延命するためにここにいる “と言っているのだ。


自分たちのハラスメントや性差別が若い世代に与えている影響については考えない。

というよりハラスメントに対しての知識がほぼない。


彼らは仕事をするとき、いかに業界を良くするかということだけを考える。

それはつまりいかに業界を(自分たちにとって)過ごし良くするかということだけを考える。


だから今の業界には女性が少ないのでしょう。

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