The White House -白い家-
シンヤ レイジ
序論
不思議な夢を見た。
私はあなたで、あなたは私。
そこに時はなく、永遠にいっときの瞬間が繰り返されているように見えた。
そこは、すべての始まりの場所で、すべての終わりの場所。
最も幸せで悲しい場所。
姿形があって、姿形のない場所。
男も女もない、どんな形にもなれる世界。
ある意味では私たちはそこで裸の魂にすぎない。
白い家、白い部屋。
そして、そこにあるのは静寂..だけ。
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