第11話 ティアリングとワシだけの特殊な不具合

 語る前に前提として、あくまでもワシのPCの環境ということを念頭に置いておいてほしいのじゃ。

 さて、第一の不具合を解説するぞい。



――ティアリング


 組み立てたPCを使い、早速遊んでいるゲームの各種ファイルのダウンロード・インストールを行い、ゲームを始めたのじゃ。


 といっても、ブラウザゲーム・ソシャゲのたぐいじゃがな。

 ワシがプレイしておるゲームはソシャゲでもPCで快適にプレイできるように、専用のツールがある。それらをPCに落としたというわけじゃ。


 じゃがの、なにやら挙動がおかしい。

 

 敵に攻撃をする際に画面が乱れるのじゃ。

 一部の画面がずれたような感じになって様子がおかしい。

 これをティアリングと呼ぶのじゃが、原因を探るとグラフィックボードのフレームレート(FPS)とディスプレイのリフレッシュレートのズレによって生じるようじゃ。


 何せ使用していたのは七年前に購入したモニターじゃったからの~。

 そのモニターはii〇ama-XU2290というものじゃ。

 古すぎて性能の高いグラフィックボードに、ついていけなかったのかもしれんな。



 さてじゃ、これからティアリングが発生しないように調整するのじゃが、まぁ大したことではない。


 PCの画面上で右クリックを行い、『その他のオプションを確認』を押す。

 次に『NVI〇IAコントロールパネル』を押す。


 すると設定画面が出てくるので、そこにある『3D設定の管理』を押す。

 次に『プログラム設定』を押して、『追加』を押して、問題となっておるゲームのプログラムを探して追加するのじゃ。



 その後、下の欄に設定画面が出てきおるので、その中の『垂直同期』を押して、『オフ』に設定。


 これで問題は解決するのじゃ。

 流れをもう一度。


 画面上で右クリック→その他のオプションを確認→ NVIDIAコントロールパネル→ 3D設定の管理→ プログラム設定→追加→該当のゲームプログラム→垂直同期・オフ


 こんな感じじゃ。



 では、ちゃんと発生を抑えられるようになったか確認を行うのじゃ……………うむ、画面のズレはなくなったの。


 しかしじゃの、せっかく新しいPCにしたというのに性能を生かせないとは不満なのじゃ。

 これを機にモニターを新調するかの。



 あとは、ワシが独自に見つけた不具合の話をしておこうかの。

 これはネットで調べまくったが、同じ症状の人は一人として見つけられんかった。

 探しきれてないだけかもしれんが、ワシの検索能力ではおらんかったわ。

 

 もっとも、あまりにも特殊な環境で起こる不具合じゃから、誰も気づいておらんのかもしれん。



 ではではじゃ、その不具合がなんなのかというと――――タスクマネージャーの上部部分をポインターで長押しして移動させようとすると、一時的に引っ掛かるという奇妙な不具合じゃ。


 一瞬フリーズしたかのように固まった後に、カカカとコマ送りのようになるのじゃ。

 ネットを漁っても原因と対処法はまったくもって見つからんかったが、ワシはしっかり原因を突き止めたぞ!!



 ワシは癖としてタスクマネージャーを開いたままでPCを動かしておる。

 それゆえに見つけた不具合じゃな。


 なぜ、開いたままにしておくのかというと、前の前のPCでメモリ不足が原因でPCをぶっ壊してしまった経験があるからじゃ。


 当時使用していたのは友人から一万円で譲ってもらった東〇製の市販PCでの。

 こいつでブラウザゲームを楽しんでおったのじゃが、スペックが足らずに壊してしまったのじゃ。

 まぁ、複数のゲームを同時起動していたのが一番の原因なんじゃがな。


 それ以降、メモリやCPU使用率が気になってタスクマネージャーを起動したままPCを使用するようになったのじゃ。

 その癖は今も抜けておらん。



  そういうわけでタスクマネージャーを出しっぱなしで起動しとるわけじゃが、その挙動が何やらおかしい。

 当初はまったくわからず調べても、メモリに負荷を与えてるからとか、バックグランドで何かが動いて重いから、という程度の話しか出てこずに途方にくれたのじゃ。



 仕方なく、再起動で対処→直ったのじゃ。

 この時はPCを16時間連続使用していたので、そのせいじゃったのかのぅ? と、連続使用による一時的な不具合かと思っておった。


 じゃが数日後、またもや発生したのじゃ。

 調べてもわからん。どうすれば……。

 マジで数日間、思い悩んだのじゃ。

 

 あくる日もまた……それも起動から1時間後。


 もはやお手上げかと思ったが、実はこの時ワシはとあるアプリを起動していたので、そいつが原因だとすぐに気づいたのじゃ。



 そのアプリとは―――――――スクリーンキーボードなのじゃ!!


 

 これもワシの癖なのじゃが、重要な場所にログインする際はキーロガー(キーボード操作で入力した記録を盗み取る悪意のあるプログラム)に万が一感染していた場合を想定して、スクリーンキーボードを利用しておるのじゃ。


 これで完璧に防げるわけではないが、多少はセキュリティレベルが上がるからの。


 ワシはちょうどその時、スクリーンキーボードを使いログインをした後、スクリーンキーボードを最小化しただけに留め、閉じることを忘れて放置していたのじゃ。



 忘れたままタスクマネージャーを動かすと、フリーズのような挙動の後にカカカとしたコマ送りの動き。

 ざっとタスクを見る――閉じ忘れたスクリーンキーボードが目に映る。


 そこで気づく――もしや、こいつか? と。

 スクリーンキーボードを閉じて、タスクマネージャーを移動させる→問題なく動く!?


 こいつじゃったかぁあぁぁぁぁあ!

 この数日間、思い悩んでおったから、心の奥底から雄叫びを上げたのじゃ!!


 

 この不具合じゃが、前のPC・Wind〇ws10では発生したことがなかったのじゃ。

 おそらく、この不具合はWind〇ws11特有のものではないかと思うておる。

 10で検証してもよかったが、旧PCにコードを繋げ直していちいち起動するのが面倒でそれはしなかったのじゃ。

 

 Wind〇ws11については、他のPCでも起きるかどうか、友人に検証を頼んで友人のPCを使用して目の前でやってもらったのじゃ。


 タスクマネージャー起動+スクリーンキーボード起動。

 そして、タスクマネージャーを動かす……まったく同じ症状が現れたのじゃ!!



 この後、何度かアプリを起動しなおしての検証をお願いしたのじゃが、友人はこの症状を見て、『めっちゃ挙動が怪しくて怖すぎるからこれ以上行いたくない!!』と言われてしまったのじゃ。


 それくらい、動きが怖いものじゃったしの。

 とりあえず、スクリーンキーボードさえ出さなければ問題ないとわかり、ワシは満足なのじゃ。



※タスクバーに関する不具合が報告されておったKB5037853はこの時点で入れておらんので、そのせいではない。

 それでも改善を期待して、KB5037853の修正を含む最新Wind〇wsアップデートを当てたが改善無し。(2024年6月22日に行う)


 じゃが~、心持ち~、タスクマネージャーのフリーズのが緩和されたような気がするようなしないような……。

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