　そう、そこの、自身の顔色を青ざめながら呆然としつつ、こちらを見詰めている、大変に麗しい娘（にゃん）に生まれ変わっている李儒（先生）が、幼少期にデブへとかけた強力な呪術が、弁と協の解除呪術と共に完全に解けた。

　それも儂の予定していた期間よりも早く解けてしまった。

『わっ、ははは』と言う事は、このデブが通う学び舎が余り良い状態ではないと言う事になるのかのぅ？

　弁と協の姉妹もデブが問いかけても話しを濁らし、誤魔化していたのを儂はこやつの身体の奥から観察をしていたから間違いないと言う事か？

　となれば？

　儂のガキの頃からの幼馴染や家臣達は前世の儂の死後……。

　あの大馬鹿者の呂布奉先すら余り活躍する事無く歴史の表舞台から消え去ったと言う事になるのだろう？

　だから儂の長安学園（領地）や生徒（民）……。

　そして家臣達が他の学園（他の領主）達に舐められ、馬鹿にされているのだろう？

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