第2話 プロローグ(転生後の儂はこんな感じ)(2)
だから僕は彼女が指示した時間内に教室へと戻る事ができないから毎日【御仕置】、【折檻】と呼ばれる虐め行為を受けている生活を送っているのだ。
他人が傍から僕の事を見れば可哀想だな~と思うくらい……と言いたいところだけれど。
誰も僕の事を庇ってくれないから、誰も僕に対して優しく思う気持ちはないのかも知れないね?
だって僕の事を苛めている主犯格の少女……。その娘の取り巻き達は皆、僕の幼馴染だから。僕は彼女、彼等に幼少期から目の敵のように虐められていた。
だから僕何度も死にたいと思った事がある。
でもその都度、僕の幼馴染……。初恋の彼女……。僕の事を苛める主犯格の少女がね。僕の負の気持ちを見透かしたように。
『仲頴~』と優しい声音で労り。僕を桃源郷……。快楽へと導いてくれるから。僕は未だに自害をする事ができないでいる。
でッ、今はね、その彼女……。初恋の彼女は僕の事を全く慰めてはくれないから。
僕はまた自害して果てようと思えば、異世界から双子のエルフの精霊様が尋ねてきて、彼女達二人がね。この僕の事を桃源郷へと導いてくれだした。
するとね? 僕の心の奥底にある。居るらしい。邪悪な魔物が目覚めてしまって。僕は『あらあら、どうしよう?』と言った感じの様子に陥っているのだが。
それでも僕は虐められると分かっていても。今日もこの【長安学園】へと通うから。幼馴染のあの娘に今日も無茶な下知をくだされて僕は、学園の売店から全速力で教室へと向かわないといけない羽目に陥っているのだ。
◇◇◇
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