か弱き者に捧ぐ詩

失敗したら何度でもやりなおすよ。

失敗したら何度でもやりなおすよ。

今までとは、少し違うやり方で。

それでいて、より確実に、そこへ近づくように。

失敗するたびに、だんだんはっきりと見えてくるんだ。

自分が本当に望む方角が。

きっと、これなら間違いないって思える道が……

でもね、不安になることがあるよ。

本当にこれでいいのかって……

もっと他にやり方があったんじゃないかって……

誰かに相談できるような悩みでもない。

自分で決めなきゃいけないことがある。

苦しくても、自分で選んでいかなきゃならない道がある。

そして、そうやって選んだ道が、

ひょっとして間違っていたのかもと、

途方に暮れることもある。

そう……間違ってた。

そういうこともある。

自分はダメなヤツだと自己嫌悪する。

失敗したと思う。

もうダメだ！

おしまいだ！と自分を責める。

やりなおせないと、あきらめそうになる。

いや、自分は失敗してなんかいない！

そう思いこもうとさえする。

でも、そんなふうにはならないで！

そう自分に言い聞かす。

失敗してもいいよ。

今度失敗しないようにすればいいさ。

だからその為に、ちゃんと見なくちゃ。

ちゃんと聞かなくちゃ。

ちゃんと覚えて、何度も確認しなくちゃ。

これでいい、間違いない。

そう思えるまで。

失敗したり間違うことは、

時に恥ずかしいしカッコ悪い事かもしれない。

でも、そんなことを恐れるようになって、

嘘をついたり自分を偽ったりしちゃいけない。

きっと、そうやって失敗を恐れて、

本来の自分じゃなくなってしまうことの方が、

ずっとよくないしカッコ悪い。

まるで、自分に似合わないおかしな服を、

平然と着続けるようなものだよ。

自分自身の望む声を聞いて。

そして、それがいいことか悪い事か、

冷静に判断出来る正しい気持ちを持って。

人に流されず、自分が思うこと、選ぶこと。

さあ、落ち込んでないで、また一からやりなおそう！

まだ、何度でもやりなおすことができるんだから！

あなたには、希望があるから。