響けユーフォニアム3期はとにかくエモい

ユーフォ3期は「エモい」。

こんな感想をXでよく見ました。


そもそも「エモい」ってなんなのか?大体の意味は知ってはいるけど全然使わない言葉なので調べてみました。


「エモい」とは、近年若者を中心に浸透している俗語(スラング)です。心が揺さぶられ、何ともいえないような気持ちになることを指しており、広い意味を持ちます。


要するに「言語化できてない」だけですよね。「自分の感情すら言語化できないバカが使う言葉」ですよね。


喜びも悲しみも切ないも全部まとめて「エモい」。それで済ませるのは楽だし簡単だけど、そんな感想出したところで何の表現にも整理にもならない。逆にそんな感想は全部「ゴミ」でまとめられて唾棄されるだけです。


そして「エモい演出」について。ひょっとしたらユーフォ3期はひたすらこれを目指してるんじゃないかと感じました。

とりあえずキャラクターを泣かせときゃ「エモい」。感情を爆発させて泣かせておけば「エモくていい感じ」になると思ってるんじゃないだろうか。


作り手すらそのレベルに落ちてしまったら、もはや喜びの涙でも悲しみの涙でもどっちでもいいんですよ。そしたらもう展開なんかどうでもいい。「泣いてるシーンを増やせりゃそれでいい」。「泣いてるキャラクターを増やせりゃそれでいい」。話の順序とか道筋とかはもはやどうでもいい。どうやったらお涙頂戴シーンを増やせるか?それだけが大事。


ただ「3分で泣ける話」は「3分で忘れる話」だし、「エモい展開」は「よくわからないどうでもいい展開」です。

ユーフォ3期が「エモい」としたら、話を考える頭がないから「エモい演出」に溺れた結果なんじゃないだろうか。そう感じました。









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