第22話 拝啓、やることがありません

喫茶店に行き、アイスコーヒーを頼んで、読書をしてきました。


兄と、一緒に今日、ご先祖のお墓参りに行こうと約束をしていたのに、財布を落としたらしく、それどころじゃなくなったらしいです。

思えば、兄に、南海トラフが起こればどうしたらええかなー?と相談しているのに、その返事と言えば、ない。死んどけ。です。

そんなこと言ってるから、罰が当たるんです。日頃の、会社での、部下の当たりも、キツいんでしょう。

容易に推測できます。



最近、就活サークルの運営さんが、一人去ってきました。ご退職です。

ずいぶんとお世話になりました。人生における、なんたるかも、たくさん教えていただきました。去るとき、お世話になったので、800字詰め原稿用紙、三枚におさめ、手紙を書いて渡しました。昨日、お別れしたばかりです。これからも、なお、手紙を書いてこうと考えてますが、もう、これからは、届くこともないのでしょう。




拝啓、やることがありません。


もう、ほとんど、今回の面接も、希望がないでしょう。十日も、返事がこないのですから。ぼくは、どうしたらいいんですか?あなたがいないと、笑わせてくれる人がいません。人生について、教えてくれる人もいません。あなたは、元気の源でした。あなたがいたから、いままで、がんばれてこれたんです......


と、いまごろ、その運営さんに、言っても届かず。そうだなあ。ほんとうに、これからの道、どう生きて行こうかなあ。



お盆休みに入りまして、ますます、やることがなくなりました。語学(英語)の勉強を今朝やりましたが、たったの十五分で、終わってしまいました。



新しい仕事...…。なにしようかなあ。迷いに迷ってます。

お盆休み。やることがありません。


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