007 記憶力
2024/5/13 AM10:17記
昨日は仕事だった。
私の主な通動手段は電車だ。
一昨日,妻に借りているイヤホンを職場に忘れたため,スマホの画面を眺める時間も程々に,車窓から流れる風景を見るともなく見ていた。
田舎なので目に飛びこんでくる色はご多分に漏れず,緑が多めだ。目に優しい。
20年以上前も場所は違えど,同じような電車に乗り同じような景色を目にしていた。
出発から到着までの乗車時間も同じようなものだと気づき,当時の通過駅を覚えているか脳内で1駅ずつ辿ってみることにした。
「次何やったっけな…え~」
……声に出ていた。まぁこれ位は許して欲しい。
経路検索アプリを開き答え合わせ。
結果は……
合っていた。
「お~」
……また発声していた。
おじさんの習性を生暖かい目で見守って欲しい。
意外と覚えているものです。
7年利用した路線だけのことはある。
一方,現在利用している路線の通過駅はというと…
発着前後の1つ2つしか記憶にない。
2年近く利用しているというのにだ。
記憶力が低下していることは認めよう。
ただ,記憶には選択性というものがあると聞いたことがある。
取捨選沢しないとパンクするからだろう。
発着駅だけ頭に入れておけば事足りるので,知らず知らずのうちに,通過駅は記憶対象の選択肢から除外したということだ。
きっと私の脳内にいる桜木 花道が
「通過点じゃねーかよ あいつらなんか!!」
と捲し立てたに違いない。
しかし何か物寂しい。
これからはスルーせずに記憶対象として選択することにした。
懐郷の情にひたらせてくれた通過駅たちなのだから。
以上,明日の朝も目覚められますように。
追伸.
今利用している路線の通過駅数は当時の1.5倍という驚きの事実が判明したので,「忘れる」という素晴らしい機能に頼る日はそう遠くないかもしれません笑
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