燃焼
暗闇の中
キャンドルの、ほのかな灯り
幻想的で 夢の中のようで
柔らかくて 温かくて
ほっとする
黙ってそっと見ていたら
溶けて
小さくなって
消えていく
そうやって
何も考えずに
無になってしまえれば
楽なのに
そう思いながら
カチカチと
つかないライターで
むりやり 再び火を灯し
消えかけている体を
奮い立たせないと
生きている気がしなくて
ゆっくりと
のんびりと
生きたいと思うけど
できなくて
そんな自分に 嫌気がさして
それでも
そんな自分が 自分らしいって思う
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