第2話 転生

山に囲まれたその国はハイランド王国と言いわれていた、


小国ながら天然の要塞と言われる地形の上、ハイランドは強力な竜騎士団、騎士団

そして魔法使いなど優秀な兵士で重武装された国だった、


そしてその国の伝説ではこう言われている、


『かつて始祖王が始祖竜と契約を交わした』


それ以来、この国は龍に守られた国家とも言われている

契約に基づき、竜との共存と国の防衛の為に竜騎士隊が設置されている

そして『他の国に攻めてはならぬ』と竜との取り決めも決められた

今で言う重武装中立国家、そんな国に、ユーリは転生した


彼が生まれたのは竜騎士の名門家系として知られているドラグノフ家だった、

収める領地は王都から離れていたが、静かで風光明媚な所だった


「元気な男の子です!!」

そう助産婦が伝えると

父親のクラウゼはユーリを喜ぶ

部屋に入った母親のミネバに抱かれているその赤子と対面した

「中々、跡継ぎが生まれないと心配していたが、立派な子だ、ミネバよ、よく頑張った」

妻のミネバも喜ぶ、そして一つの提案をする

「ええ、名前は、ユーリでいいかしら?」

「どうした、君が積極的にそういうのを言うのは珍しいと思うが、いい名前だ」

「なんとなく、おもいついたのです、ユーリ、ユーリ・ドラグノフ」

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