1日ひと小説

ANNZY

曇り後

大人が嫌いだ、子供を救ってやることすらできずに今日も平々凡々と生きてやがる。今日も友達が死んだ。SNSに自殺予告を残して。誰も救ってあげられなかった。そこにいた大人も、その友達の両親も。何のために生まれてきたのだろうか、今日もひんやりと冷たいアスファルトの上仲間たちと集まって錠剤を広げて浮世離れだ。居場所はどんどん大人たちに潰されていく。補導と称して親元へ戻され地獄の日々のリスタート。子供を育てるのも免許制にしたら良いのに。私は今日も生きている。明日はどっちだ。

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