人と云う木
智依四羽
人と云う木
熟した果実、開いた果実、
宛ら貴様は狂い花
虫螻殺す、狂い花
育った木の根、伸び行く木の根、
奥へ奥へと掘り進み
宛ら貴方は歪な根
動きを止めぬ、歪な根
陽よりも地よりも熱を帯び
互いの美酒を、絞り合う
宛ら我等は肉の葡萄
無様に絡む、肉の葡萄
人と云う木 智依四羽 @ZO-KALAR
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます