不服の雪原
幻想休日
最長の旅
静流中に
訣別の輪廻が揺れゆ
この淡き世界と
白という名の花々は
咲きもせずままに
死を迎える
私も又、
影の存在である
真意はない
愛もまたない
ただ憂鬱な
ペトラコールが染みつき
煙たい絶縁を見る
静けき夜によすがに狂い
断崖の淵を統べる
反響する言葉と
摩耗した日々
答えはない
真意もない
また名前にさえ愛を感じなくなった
死にたいと
親が泣いてもいいと
それでも死にたいと
思ってしまった
ああ、世界よこの白き宇宙に
私を迎えてほしい
ここはあまりにも奇麗で
私はただ穢れである
黒く染まり
愛にしかれ
ただ世界をもう一度やり直したい
君という光に
会わないように
ただ白く、なれないから
ただ一人で死にたい
不服の雪原 幻想休日 @q01qq02
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます