ラジエルバースター
幻想休日
愛は常々、僕を救う。
悪循環に囚われ
真実のみが世界を覆う
孤独の夜と
心境の変化
それらは一人では手立てのない
不毛な問いである
雑踏を踏みしめ
劣位に諭した
言葉に火をつけ
法を破る
世界はきっと初めから
誰かを映すことでしか
自分を知れないようになっている
最悪だ
もう誰もいないのに
扉を閉じて全てを拒絶したのに
世界はどうして
涙を美しいと呼んだのか
だって無理だ
僕が生きて
それが美しいなんて
なぜ君が言えるのだと
泣いているのは絶望したからで
それがまさか美しいなんて
ありえない
ありえないよ
非常な問いである
生死を問うなど
それだけで真剣みに欠けるのではないか
でも君は言うんだ
死を抱えて尚生きたと、それは、
”すごい”、と君は言うから
僕はまた、僕を見たとき
君の見た僕になりたいと
そう思った
愛してしまったんだ
僕までも愛してしまったのだ
この荒れた僕を君が好きになるなら
僕は間違えていないと思えたんだ
ラジエルバースター 幻想休日 @q01qq02
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます