永続交錯

幻想休日

完璧な臓器

死とは最も原始的な恐怖である

生が及ぼす乖離的な個体間

それは死によって納められる

つまりは喪失による解決である

死が死である前に生が無くてはならない

それがロジティクスである


命というのは限りがある故に

輝きを放ち

全てを無に帰す

褒美ともいる

永遠を彷徨うほど

まだ人も生命も熟卓じゅくたくしてるとは思えない


永遠よりも

限りある制約を残した

それが今ある人間に対する価値基準であり

命を無くすことでしか

いさめられないのが生命の根幹ともいえる


ではなぜ生命は生まれたか

簡単である

人もまた神の臓器である

つまりは生きているのは語弊ごへいである

真に言いえることは宇宙の歯車であり

生かすための人柱、それに総意するだろう


つまりは死をもって人たらしめるのでもなく

神の臓器、いいや宇宙の歯車

強いれば、替えの利く生命体

それが人なのだ

古くなれば死ぬ

それが我ら人間の本末である。

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