悪の片鱗
第1話 絶望の通告
2025年
世界の
最初こそ世界各国の
そこで
国際連合によって新たに開発された新薬を赤子から老人まですべての人類に投与することで、
国際的な
「いやぁ…歴史ってマジめんどくせぇよなぁ…今が平和なら結局それでいいのにさ」
「そうだよなぁ、めっちゃ分かる。結局
「それより知ってっか?魔遇隊日本支部の支部長の『五月テミス』さんって滅茶苦茶美人らしいぜ?」
第一次人類変革期の授業が終わり、室内のいたるところで
ここは、日本の東京都世田谷区に存在する新時代の軍【
「お前たち、勉強は真面目にするべきだぞ。そうすることで相手の弱点や―――」
「あ~あ、始まっちまったよ。こうなっちまったらこいつは止められねぇんだよな」
この校で最も優秀な
「―――ということだ。君たちも
「いい奴だし、すげぇ奴なんだけど…ちょっとお節介すぎるよなぁ。…でもなんかやる気湧いてきたわ!!後で特訓しようぜ!!」
「それにしてもすげぇよな…あいつ。確か10年前の大災害で両親がいなくなってるってのに…」
「おい!!それ、絶対楽芽の前で言うなよ?多分
何やら
「はぁ…」
今日はどっと疲れた。幸いなことに今日は放課後の用事はない。最近やっと俺の超常の力の制御ができてきた。『未来予知』超が付くほどの
「…とりあえず今日は、部屋に帰って寝よう」
この学校は
俺は疲れを
俺は
明日の5時に目覚まし時計をセットし、俺は
俺は夢を見た。予知能力の影響か、良く夢を見る。まぁ別に整合性のない夢ばかりだ。
今日も夢の内容を適当にこなすつもりだった。だが、今回は少し
「見たこと無いタイプの夢だな…終末世界か?まぁ…適当にこなすか」
今回の夢も、タスクのようにこなすつもりだった。だが、俺の願いはすぐさま叶わぬものになった。
『10年後、お前は人類のほぼ100%が滅びる光景を見るだろう』
脳内に直接言葉が流れる。その言葉と同時に、俺は目を覚ます。10年後に人類が滅びるだって?そんな夢見るなんてな。相当疲れてるかなんかだろう、うん。
「はぁ…朝だってのに、こんな馬鹿げた夢見るとなんか憂鬱だな」
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