アクセサリーが好きだけど金属アレルギーな人生
子供の頃からアクセサリーが好きだった。
ネックレス、ブレスレット、指輪、首輪、ピアス(タトゥーも装飾品ってカテゴリではアクセサリーに入るかな?)等。
メッキの金属のアクセサリーを寝るときも風呂に入るときもずーっとつけっぱなしにしてきたせいなのか
安全ピンでピアスを開けてそのまま暫く安全ピンをつけっぱなしにしてたせいなのか
高校か大学生くらいの頃に金属アレルギーになった。
病院で詳しい検査はしてないけど、メッキ系金属は全般的にアレルギーが出てつけていられない。
銀、金、プラチナ、ステンレスは大丈夫。
友人からもらったパチもんロレックスをつけていると、接触している部分の腕が真っ赤になって発疹が出てめっちゃ痒くなる。
他にも、メッキのチェーンのネックレスをつけていたら首の皮が剥がれるくらい荒れた。
それでも意地でつけ続けたら何故か一時的に治ったり。
メッキの指輪をつけたら指が大変なことになったこともある。
なので、最低でも銀でなければつけられない。
銅は駄目。ニッケルも。
アクセサリーをジャラジャラつけるのが好きなので、そんな風貌で「金属アレルギーなんです」って言われても「え!?」ってなるかもしれないけど、アレルギーは特定の物質に対して出るものだから銀はセーフセーフ。
その代わり……というべきか、私は花粉症がない。
何か関係あるのかと思う人もいるだろうが、アレルギーのメカニズムはIgE抗体がアレルゲンに反応するからアレルギー症状が出るもので、IgE抗体が体内の寄生虫に反応していると花粉症が和らぐという研究結果がある(目黒寄生虫博物館の人たちが出してる本に書いてあった)。
豚の回虫を人間に寄生させると、IgE抗体が花粉ではなく寄生虫の方に反応するらしい。
だから花粉症の症状が出ないのだそう。
そこで、私ひらめく。
私がもし花粉症の症状が出たら、メッキの金属をつければ金属にアレルギー反応を示し、花粉症の症状が出ないのではないか。
と、思い立ったのは大学生の頃くらい。
それからかなり経っているけど、私は花粉症に未だならない。
勿論花粉症にはなりたくない。
でも、自分の身体を使って実験してみたい。
私の持論が正しいかどうか。
(結果を知ってる人がいたら教えてください)
私はイカついロックな感じのアクセサリーが好きで、あまり上品なのはつけていない。
上品なアクセサリーは結婚指輪だけだ。
Cartierのトリニティリングを結婚指輪に選んだので、他のロックな指輪をつけていると結婚指輪だけ霞んでしまう。
ネックレスも好きなバンドのヴォーカルがデザインしたもので、結構ロックなデザインだし、ブレスレットは全部もらいもので統一性がない。
蛇の骨で作られているブレスレットは自分で買った。
死んだ親友(山子としよう)と一緒にお店に行って選んでもらったのを微かに覚えている。
山子との数少ない思い出の品の一つだ。
若い頃はアクセサリーにお小遣いやらバイト代やら給料をつぎ込んでいたが、最近は全然。
でも最近、苦悩の梨のネックレスを発見し、勢いで買ってしまった。
8万8000円(税込み)。
ちょっと高い感じはするけど、仕掛けで本物の苦悩の梨のミニチュア版のような再現性があり、それなりの大きさなので銀の値段と細工の細かさを考えれば「まぁ、分かる」という範囲内。
(誰かに使ったりはしないから安心して。使ったらばっちいじゃん)
何にお金を使うかは人それぞれだと思う。
このお店がなくなったら買えなくなってしまう系は割と即決で買う。
私は形に残るものにお金を使うのが好きだ。
タトゥーもそうだし、アクセサリーも。
アクセサリーは壊れることもあるけど銀はかなりの強度で、かなり無理やりに引っ張ったりしない限りは変形もしない。
チェーンが切れてネックレスをなくしたことがあるので、ネックレスのチェーンは到底切れないであろう多少太いチェーンか、細いチェーンは二重にして片方が切れても落ちないように注意を払っている。
一方母親方はブランド物が好きで、ブランド物のアクセサリーやら何やらを持っている。今は興味がないようだが。
私はかっこよければブランドも値段も関係ないと思っている。
結婚指輪は夫と相談して決めた(実質私の好みに合わせてもらったけど)。
思いっきりイカつい結婚指輪にしようかなとも思ったけど、普段からイカつい指輪をつけている私にしてみたら、ごちゃごちゃしているデザインだと邪魔になると知っていた。
夫にも同じものをつけてもらうのだし、普段つけていて邪魔になるようなものは好ましくない。
しかし、アクセサリーはうるさい方だし、まして結婚指輪となればそれはもう何日も色々考える訳で。
何日も指輪を見ていてどうにもピンとこない私。
そんな中、リングが重なってダブルになってる指輪があるのを思い出した。
シンプルでありながらもダブルリングはインパクトもある。
私にとって二つの輪は輪廻転生を連想させるものであり、来世は信じていないけどもし来世があったとしてもまた今の夫と一緒になりたいという気持ちがあった。
(多分、普通はこういうのをロマンティックというのだろう)
おー、いいじゃんいいじゃんなんて思いながら調べていると、3つのリングが重なっている指輪を見つけた。
今つけているCartierのトリニティリングである。
元々結婚は偶数を嫌う行事である。
偶数は割り切れる数字だから。別れを連想させるとかなんとか……。
正直、そういうジンクスは信じていない方だ。
私はただ「2」より「3」の方が好きだった。
偶数よりも奇数が好きな傾向がある。
それに、かっこよければ値段は関係ないと言っておいてなんだが、結婚指輪があまりに安物だと「うーん」という感じだった。
かといって高すぎてもそれほどの価値はないと思っていたところ、Cartierのトリニティリングは丁度いい値段であった。
高すぎず、それでいて安過ぎず、邪魔にならず、インパクトもあるという感じ。
夫に「これにしてもいい?」と聞いたら……夫は特にこれがいいという物がなく、無頓着であった……ちょっと悲しい。
結婚指輪はそんな感じで私が悩みぬいたところで決着がついた。
結婚指輪と蛇の骨のブレスレットとネックレス以外は全部もらいものである。
不思議なもので、最初は「ちょっとダサい」と思っていても身に着けているうちに愛着がわいて可愛く思えてくる。
基本的にアクセサリーはもらいたくないのだが(好みが分かれるし)、もらったものは愛着がわいて結構つけている。
なんか……たまにネットで見かけるけど「異性からもらったもの」をつけていると今の恋人が「捨てて」って言ったりするらしいが、私は絶対に捨てないタイプ。
夫もそういうことには無関心なタイプなので良かった。
というかそもそも「これ異性からもらったやつなんだよね~」なんて話はしないし。
誰からもらったとか、そんなことはどうでもいい。
アクセサリーには罪はない。ただの銀の塊だ。
銀に罪はない。
あと、ジャラジャラつけているメリットとしては絡まれづらくなる。
タトゥーはある程度皮膚を露出させないと見えないけど、アクセサリーは見えるからジャラジャラつけてる女に男性は絡みに行かないだろう(多分)。
これも人除け方法のひとつ。
ジャラジャラつけている人は心象が悪いのもサーチ済み。
「女はシンプルで清楚なデザインのものを少々」
が好評らしいので、その真反対の方向に全振りすれば絡まれなくなるでしょと。
1番分かりやすい人除けは口のピアスかな。
ピアスは全部安全ピンで自力であけた。
耳の軟骨もかなり痛かったけど、口もかなり痛かった……涙出た。
でも、これをしてると結構人避けになるので役に立っている。
私は精一杯人避けをする外見をしているのに、それでも何故絡まれるのか……分からない。
これ以上、できる範囲でどうしたらいいのだろうか。
友人に聞いたら
「臭いとか、小汚いのには声かけない」
って言ってたけど、外に出る以上は好きな恰好するし、家から出る前にはシャワーか風呂に入るよ……。
これ以上は人避けできない。
誰か、人間の尊厳がある程度保たれてて、尚且つ外出時にそれほど負担のない自然な人避けの方法あったら教えてください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます