「ゴルトベルク変奏曲」 バッハ
<タイトル>
ゴルトベルク変奏曲
<作曲者>
ヨハン・セバスティアン・バッハ
<おすすめCD>
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/6BPySwMHalhWlXn7fsSXqE?si=XXtj3GZWSoKeMLBVuBvuTg
<解説>
音楽一家・バッハ家で一番有名な通称・大バッハ、「音楽の父」と称されますが、正確には「近代音楽の父」といったほうが無難でしょう。
「音楽の父」だけだといろいろ誤解があるし、マニアが騒ぐのです(わたしとか 汗)
それはともかく「バッハの最高傑作は?」という質問をすると、クラシック音楽のファンなら「マタイ受難曲」か、この「ゴルトベルク変奏曲」と答えるくらいの人気曲です。
個人的には「ミサ曲 ロ短調」も入れたいところですが。
冒頭で「アリア」が演奏され、それを30回も変奏したあと、もとの「アリア」に戻ります。
CDのトラック数でいうなら、32トラックとなっている場合がほとんどでしょう。
この32という数字は、意外に重要かもしれません。
ベートーヴェンが生涯に作曲したピアノ・ソナタの数も32曲です。
研究者や評論家たちは、こぞってこれを話題に挙げるのですね。
ベートーヴェンが意識したのではないか、と。
もっともこれは音楽なのですから、そういう学問的なことは抜きにして、楽しんだほうがよいでしょう。
とにかく「アリア」だけでも、やたらに有名な曲です。
個人的には、細田守監督のアニメ映画「時をかける少女」の中の、「タイムリープ」するシーンで使われていたのがとても印象的でした。
それ以前は映画「羊たちの沈黙」で、ハンニバル・レクター博士が好んで聴いている音楽というイメージが強かったのですが、わたしの中で
有名なCDはおそらく、カナダ出身のピアニストで、天才の名をほしいままにしたグレン・グールドさんの録音でしょう。
再録音もされており、旧盤・新盤それぞれで特別なファンを持っています。
わたしが個人的に好きなのは、アンドラーシュ・シフさんという、ハンガリー出身のピアニストです。
とにかく音楽が好きで好きでしかたがない、そんな気持ちがやさしいタッチから漏れ聞こえてくるようです。
デッカというレーベルに、バッハの主要な鍵盤楽曲を録音したボックス・セットがあり、その中の最後の一枚になっています。
廉価による再発版が出ているはずですので、この際どっぷりとバッハにつかるというのはいかがでしょうか。
夜にくつろぎたいときなど最高ですよ。
ちなみにこの変奏曲は、不眠に悩む貴族(ゴルトベルク
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