狩人、地を翔け空を討つ

脈絡ブレイカー

第1話 狩人

大地歴アルカテラ579年。

人類は古大陸の北端に位置する新たな大陸、霊歴地新天地を発見した。

それから人類は商業、工業、水産業、探索業、冒険業、守護業を管理、統率するための多業労働組合『ギルド』、そして新天地調査団を結成し、新天地の調査を行っていた。

だが、ある時、世界が一変する出来事が起こる。

突如として霊暦池より飛来した一体の竜が、一晩にして古大陸の五大国を焼き尽くした。 

空は朱く染まり、海は干上がり、大地はひび割れ、人々は死神に連れて行かれる。

後に生き残った民と調査団はギルドに新しく、『ハンターギルド』を設立。ハンターギルドはこの一夜で古大陸の人口の7割が死に至った大災厄のことを『怨嗟の厄災』と呼称した。

そして、その元凶である竜をハンターギルドはこう名付けた。

『禁忌竜 ゼル・エルダ』

と。

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