「黒いもの」#なくさずの詩より


 昔から漫画の表現で燃え上がる時は気合いの赤で、なにか悪いことはどす黒いで不思議だった。でも目が慣れすぎて、そうじゃないと分からなくなってしまって、でも色に罪はない。罰にすることもできないから「黒は不運の色」で決まる。なら世の中の黒はなにか。

 愛されることはあるのだろう。

 その黒ネイルはファッションなのだから。決して悪い色じゃない。

 なのに黒は怪しくて、艶めかしく、べろりとしている。

 黒は魔性であったか。

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