使い魔猫を召喚する

さぁ、今日から難問じゃない?魔法陣ってあの丸書いて中に三角2個絡んでるやつでいいのかな…とりあえずやってみる?


えーっと採ってきた枝を1本出して、丸書いて三角書いて…んで蝋燭を6本立てる…これ三角の頂点のとこでいいんだよね?それで、蝋燭に火をつけて…っと。んで?え?これって呪文的なのないの?念じるタイプなのかな…。なんかでも呪文あればあのメモに書いてるよね…じゃあきっと念じるタイプ?んー…


とりあえずやってみよ!

「猫ちゃん!出ておいで!」

流石に違うか?

ん?なんかガサゴソ聞こえる…。

「にゃっ」

「猫ちゃんいるじゃん…可愛い…」

綺麗な黒猫…ん?成功?

「猫ちゃん魔法陣から来たの?」

「にゃーぁ?」

そりゃあ通じませんよね。成功したとするかぁ…。なんかよくわかんないし…。


はぁ…お風呂気持ちよかったぁ…。

「こんばんにゃ」

「はーい、こんばんは」

…ん?んん?

「お疲れ様なのにゃ。あと1日頑張ればちゃんと魔女になるのにゃ」

あと1日ね…うん…?

「ちょっと待って?なんで喋って…るの?」

「呼び出された晩だからにゃ。使い魔は呼び出された日の晩と魔女になった後しか喋れないにゃ。だから次喋れるのが柊が魔女になった時にゃ。魔女になれなくても飼い猫として存在はしてるにゃ」

ほーぅ…?

「じゃあ私が明日の魔法陣の完成できたらずっと喋れるんだよね?」

「そういうことにゃ」

ほほぅ…猫ちゃんとお喋り…ふふふふふ…

「猫ちゃんのためにも頑張るぞぉー!」

「あの…名前をつけて欲しいにゃ…」

あっ…名前ね。どうしようか…うーん…


「翠…はどう?」

「翠にゃ…ありがとうにゃぁ。」

ふぁぁ…なんか眠くなってきたかも…。翠が何か言ってるけど…眠気が…

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