第7話 命懸けの不正行為

音声認識はまだ使わなくていいや……。


俺は特異空間選択画面に移行し、


『密毒林のサーキュ』


をタップした。


すると、目の前に音もなく目の前に空間の穴のようなものが現れた。

まぁデザイン俺だけど…….こんなに歪だったのか。正式名称は特異穴。

「んじゃ入るか」


System>>>>>>パーティ選択


「パーティは今のままでOKだ」


System>>>>>>承知。


System>>>>>>パーティは、 隊長 琴帽子笹兎 メンバー 天宮沙月


俺らは密毒林のサーキュへと足を踏み入れた。


「俺は即座に走って回復ルートやらいろんなルートを通って目的地に行く。沙月はしっかりついてこいよ?」

「イエッサー!」


System>>>>>>一時的に密毒林のサーキュへの特異穴を封鎖します。


俺は一目散に走り出す。


残り活動時間は18秒。


木々の間を通って最短ルートで目的地に向かう。

幸い沙月の方が素早さが早いため、しっかりと追いついてきている……と思う。

振り返れないため、確証は持てない。


正直痛い。毒ダメがこんなに痛いとは思わなかった。


目の前にある木をローリングでくぐりつつ、その瞬間に枝を拾う。


「はぁはぁはぁはぁ」


走りながら万電帳を確認する。

沙月との距離が表示されていた。

ほぼ真後ろに沙月がいる。


残りHP 45%


数十メートル先に蔦に吊るされた回復瓶が。


残りHPが一定値下回ったため、状態が変化しました。


俺は即座に回復瓶を先ほどの枝で割る。


残りHP 10%→100%


よし。これで間に合うはず。


残りHPがいって位置を上回ったことにより、健康に戻りました。



「よしついた…….」


毒のタイミングに合わせて回避…..モーションでは後ろに高速で後ずさる感じだから後ずさるのか……..。


失敗。

失敗。

失敗。

失敗。


やばいやばいやばいやばい……。


残りHP 30%。


ちなみに沙月はもう成功していた。さすがは豪運…..関係あるかわからんけど。


でも…….


「サ終するわけにはいかねぇんだよぉぉぉぉ!!!!!!」


その瞬間、ぶつかる際に毒ダメによって一瞬体がぶらつく…….そして壁に貫通した。


———成功。


「はぁ……はぁ…..はぁ……」


残りHP 5%。


「し、死ぬところだった…….」


残りHPが一定値を下回ったことにより、状態が変化しました。


「さ!先に進もう!」


さ、さすがは主人公。そして沙月だ…….こんなの屁でもないのか…..。


——————————————————————————————


隊長 琴帽子笹兎 Lv1


HP  5/100

MP  100/100


攻撃力 6

防御力 5

魔法力 2

魔法防御力 3

素早さ 1

治癒力 2

感覚力 10

運 1

精神力 15


スキル

自作ソシャゲ Lv1  ??? ??? 経験値共有 Lv1


状態 瀕死


メンバー 天宮沙月 Lv1 ☆☆☆☆☆


HP  194/353

MP  174/174


攻撃力 52

防御力 60

魔法力 48

魔法防御力 30

素早さ 85

治癒力 53

感覚力 76

運 100

精神力 47


スキル

天月 Lv1 豪運


現在

ガチャ石全て0


状態 負傷



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