竜になった男の話
鯛谷木
はじめ
ん、ああ?呼んだのはお前か?懐かしいな、その頃の名前で声をかけられるのは本当に久々だ。にしてもなぁ、そんなに鎧を着込んでどうしたんだ。
「お前を討伐してほしいと、ある方に依頼されたのだ」
なるほど?別にそれは構わないけどさ、せっかくなら俺の人生の話をしてからでもいいだろうか。やっぱりこう生きた過程を人に知られないまま死ぬのはちょっと嫌というか、化けて出ちゃいそうだし。あまり長くはしないからさ。お願いだよ。
「……ああ、承知した」
よかった。じゃあなんか適当なところに座るなりしてくれ。こっちも攻撃出来ないよう後ろ向いて話すから、聞こえにくかったら言って。よいしょ、あー、うん、いいかな?
じゃあ、始めるよ。
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