デートへと 誘い迷って 三十分 頭の中は 貴方だらけ

北暁 ポカ

第1話 おまけ

僕はかれこれ30分携帯電話とにらめっこしていた。

「中野さんを誘いたいな」

中野さんは同じクラスで笑顔がとても素敵な人だ。係の仕事で連絡先を交換したまでは、良かったもののそこから先が進めないでいる。

「今の僕には思い切りが必要だった!そうだ友達以上になるには進むしかないんだ!」

しかし、そう声に出して自分を納得させようとするが不安にかられ、またしても失敗してしまう。

「誘えたらどんなに楽しいだろうか」

きっと彼女は、白のシャツに青のスカートを履いたような清楚な感じになるんだろうなと想像してはニヤニヤしている僕を未来の自分は微笑ましく見ているだろう。

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デートへと 誘い迷って 三十分 頭の中は 貴方だらけ 北暁 ポカ @KitazukiPoka

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