第48話 都市をかけて

そうして、虹色野菜や虹色魚、パステルレインボー野菜やパステルレインボー魚を食べ続けたギルメン達は以前の3倍ほどに強くなっていた。


そして、ネックスとの決闘の日が近づいていた。


俺とロアは決闘に出場する5人のメンバーを決めるために話し合う事にした。


「まず、ロアは決定だろ?」 


「当たり前だろ!

オレさまが最強だ!


モコとレストも強いぞ!」


ロアが言う。


「じゃあ、モコとレストとロア、あと2人…か…


なぁ?

リアーナはどうだろうか…?」


「良いと思うぞ!

リアーナは強い!」


ロア。


「じゃあ、残りは1人か…」


「ソイドが5番手だな、普通に決めると…」


「そうか…

じゃあ、ソイドにしようか…


勝てそうなのか…?」


俺は尋ねた。


「そんなの、戦ってみないとわからねーよ。

まぁ、最善は尽くすぞ。」


ロアはふんぞりかえって言う。


「分かった!

信じてるぞ!」


そして、決闘に出場する5人が決まった。


ネックスとイライザの街で一度顔合わせして、王都リナナの決闘場でバトルする事を決めた。


向こうの出場メンバーは…


シィナ(大将)

サン

ビッツ

セーラ

ルイス


だそうだ。


どんなスキルを持っているかは不明だ。


こちらは…


ロア(大将)

モコ

レスト

リアーナ

ソイド


だ。


俺もネックスも相手のメンバーのスキルはもちろん知らない。


そして…

もし、決闘に負ければ、都市を差し出す、という厳しい決まりを結んだ。


負けられない!

絶対に!


しかし、それは向こうも同じだ。

















そして、決闘の日がやってきた。


第1回戦は、ソイドVSルイスだ。


ソイドは短剣使いで、スキルはダークバーサクだ。


対して、ルイスは大きなハンマーを持っており、スキルも恐らくパワー系だろうと予測した。


魔法の笛が決闘場に鳴り響き、バトル開始を告げた。


「ソイド頑張れ!」


俺は観客席からソイドを見守る。


ソイドはまずはスキルを使わずにルイスに短剣で斬りかかった。

ルイスはハンマーでソイドの短剣を叩き返す。


そして、いよいよソイドのダークバーサクが発動した。

ソイドの目は黒から赤になり、闇のオーラがソイドを包んだ。


そして、狂い斬りを発動させ、ルイスに斬りつけまくった。


ルイスはハンマーで防御するが、防ぎきれない。

ルイスの肩や腕に切り傷が付いていく。

ソイド有利か!?


そう思った時、ルイスのスキル・身体強化3倍が発動した。


ルイスは筋肉を隆起させ、ソイドにハンマーで殴りかかった。


強力なルイスの攻撃にソイドは押され始めていた。


そして、ルイスのハンマーがソイドの短剣を叩き潰した。

さらに、ルイスはソイドの腹部にハンマーを叩き付ける。


ソイドは場外に吹き飛んだ。


そして、1回戦はルイスの、つまりネックス側の勝利に終わった…

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