1年間だけ彩佳を福岡に行かせて下さい2026~花園女子大学文学部日本文学科物語(大学3)

@YoshI2608

第1章 1年間の福岡滞在(4月)

第1話 福岡女学院大学の初授業(4月6日)

「1年間だけ福岡女学院大学に行ってみいひん??」

そう提案されたのは私が在籍している京都花園女子大学の英語担当の桐山修二先生だった。

「でもその大学って単位も取れるんですか?」

「うちの大学は福岡の福岡女学院大学と岡山の就実大学と提携を結んでるんやけど、服部さんは福岡女学院大学で1年程勉強してみるのもええかも」

「就実大学はもう定員が空いてないんですか?」

「1番近いというのは確かやけど、もう定員割れやねんな。確かに服部さんの気持ちは分かると思う」

確かに自分の希望している単位互換性として提携を結ばれてるのは、違う大学に行っても今自分が通ってる大学の単位も含めて成績になるのはめっちゃ嬉しいというような感じにはなると思うし、この先、就職して色々な所を回る機会があるかも知れないので、来年(2027年)まで向こう(福岡)で経験を積んでおくのもいいというような気がする。


そして今日から始めて福岡女学院大学の人文学科の現代文化学科の初めての講義の1つである日本の文学を受けてみた。

元々私は高校の頃に文学史を習った事があり、古代(平安時代)から現代の文学を勉強してみようかなと思った事がきっかけ。

「何処から来たと??」

初めて聞く博多弁は普段私が使ってる関西弁より少し難しいような気がした。

「大阪からやねん」

「関西弁たいね。そん方言ばり好きっちゃん(その方言好きだよ)。うちの名前は月足恵令奈ばってん」

「服部彩佳やで。宜しくお願いします」

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