第2話建国の準備

アルファリア村と犬の村の合併が正式に決まり、太郎とリリーは新たな共同体「もふもふの国」の建国準備に取り掛かった。


両村の住民たちも、それぞれの役割を担いながら、この大きなプロジェクトに参加した。




太郎とリリーはまず、両村のリーダーたちと会議を開いた。


アルファリア村の村長と犬の村の長老、そして両村の代表者たちが集まり、新たな国の基盤を築くための計画を話し合った。


「まず、私たちは両村をつなぐ道を整備する必要があります。移動が便利になれば、協力もしやすくなるでしょう」と太郎が提案すると、全員が同意の意を示した。


村の女性1人が提案した。


「それと...あのー、新しい住居や公共施設も必要です。村民たちが快適に暮らせる環境を整えることが重要だと思うのですが」


「それも大切ですね。同時に作業行いましょうか」


長老が静かに言った。


「我々の村には、もふもふ動物たちのための特別な場所が必要です。彼らが安心して過ごせる場所を作る必要があると思います。」


村長も頷きながら言った。


「アルファリア村の農地や牧場の知識を活かして、新しい農業プロジェクトも進めましょう。」




会議の後、両村で具体的な準備が始まった。


まずは、道の整備から取り掛かることにした。


両村の男性たちが協力して、道を整え始めた。


「この道が完成すれば、もっと頻繁に行き来できるようになりますね」


と、作業を手伝いながら太郎が言うと、リリーが笑顔で答えた。


「そうですね!お互いの村がもっと近くなったらもっと楽しくなりそうですね!」


道の整備が進む中、リリーは女性たちと共に新しい住居や公共施設の設計を始めた。


「このエリアには、新しい学校を建てましょう。子供たちが一緒に学べる場所があるともっと素敵ですよね?」とリリーが提案すると


「それは本当に良い提案ですわね!」村の女性たちも賛成した。



「この場所には診療所を作りませんか?太郎さんのような獣医師や医師が常駐できる場所があれば、安心できると思いますが...」と、村の女性が付け加えた。


「それも良いですね!大賛成です!」


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一方で、もふもふ動物たちのための特別な場所も整備された。


犬のようなもふもふ動物たちが安心して過ごせる広場や、彼らのための住居も準備された。


風をしのぐことができる木造建築。冬の寒い時期に向けて暖房器具の完備。どれも最高だ。


「ここが新しいもふもふ動物たちのための場所です。広々としていて、快適に過ごせるはずです」と太郎が説明すると、もふもふ動物たちも嬉しそうに尻尾を振った。


もふもふ鳥達には、くっついても火傷しない様に保安球をベースに、周りに藁を敷いた家を。


もふもふ猫達ともふもふの犬達には、こたつの様な作りをした寝床を作成。


それぞれもふもふ動物の種類に合わせた家を建築した。


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翌日からは、


「この広場には、もふもふ動物たちが自由に遊べる遊具も設置しましょう」と、リリーが提案し犬の村の住民たちも協力して設置作業を進めた。


建国準備が進む中、両村の住民たちの協力も深まっていった。


アルファリア村の農民たちは、犬の村の住民たちに農業の技術を教え、犬の村の住民たちは、もふもふ動物たちの世話の方法をアルファリア村の住民たちに伝えた。


「こうやって協力し合えば、お互いにとって良いことばかりですね」と、太郎が笑顔で言うと、リリーも同意した。


「本当にそうですね。これからも一緒に頑張りましょう。」



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ある程度は順調に進んでいる。


木を伐採し、村と村を大きく一周壁を作り、家などもだいぶ増えた。


その間、感染症が流行ることは無かった。


平和だった。


数ヶ月の準備期間を経て、ついに「もふもふの国」の基盤が完成した。


両村の住民たちが協力し合い、新たな共同体が誕生した。


「これからが本当のスタートです。みんなで力を合わせて、この国をより良いものにしていきましょう」と、太郎が力強く宣言すると、住民たちも歓声を上げた。


「もふもふの国」の建国準備は、こうして無事に完了し、新たな国の歴史が幕を開けたのだった。

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