第27話

「実は僕、女なんです!」


 少年は実は少女であった。

 少女の剣聖への憧れは恋心に近しいものだった。

 剣聖の横に立ちたい。

 そのために剣を学び、強くなった。

 そして今日ついに剣聖と出会い、同行する許可を得た。

 期限は指定していないから一生傍にいるつもりだ。

 既成事実でも作ってしまえば誠実な剣聖は拒むことなどしないだろう。

 そう思っていた。


「え、私も」


 剣聖は女だった。

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