番外編【青天の証明】

京野 参

前編

親愛なる王へ



曇天の下、敬愛する人の墓標の前で跪き祈りを捧げる。

目を瞑った暗がりの中で思い出されるは、オレの過去のこと。

気持ちの整理をつけたつもりではあったが、まだ想うところが色々とあるのだろう。


ですからどうか、今日はオレの話し相手になってください。

この苦い思いを払拭し、この国とともにまた一歩、前へ進むために。


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