一般人?と探偵?の事件簿
Karura
第1話非日常の始まり
「高校生」この言葉に何を抱くだろうか。
恋愛、友情、スポーツ、JK、素晴らしいものぞろいだ、最も俺の場合は
「、、、」
そんなものないが、、、
まぁ、言い訳させてくれ、これは仕方のないことだったのだ。誰だってあるだろう?中学生から高校生となり、今度こそは友達をつくると誓い友達作り、いやうまくいけば彼女も、、、なんて考えていたはずだ。そんな冷静じゃない脳で話してみろ
「うえーい、みんな元気ってかラ○ン交換しね?」
結果はもちろん爆死だ。みんな俺を避けるようになった。俺の中の陽キャのイメージは何だったんだ?
そんなこんなで、俺は友達がいない学校生活を送っていたのだが
「おめーがやったんだろ!?」
女子の水着を取った容疑で教室のみんなに詰められていた。
「やってないって、俺はあの時本当にトイレにいっ」
「噓こいてじゃねぇ、じゃあ誰が盗めるんだよ」
「それはわからないけど」
「んじゃーお前じゃん」
どうしてこうなった?ただトイレに行って帰ってきたら水着を取った容疑を受けるって、、、
「ひどいよ。山本君」
「山本、明日親呼ぶからその時に川崎とその親御さんも入れて保護者面談な」
先生と、川崎がそういってきた。どうやら俺の命は明日までらしい
キチゲがたまりそうだ。
「(^^♪オワタオーワタ、オ☆ワ☆タ」
解放しちったぜ♪もう何も怖くないな☆思えば悪くない人生だったな☆友達、、、はいなかったけど、、、、彼女は、、、もいなかった、、、
「はぁ」
「あのぉ」
「おっ、路地に俺好みのお姉さん系幸薄美少女がいるぞぉ♪」
「おーいきなり褒められた」
「ついに幻覚まで見始めたか」
「ネタはいいので飯をください」
「おっ美少女の土下座だ~いいよいいよ。どうせ俺明日人生積むし」
俺はちょっと待っててねと言うと、近くにあるコンビニで有り金全部使って、飯を買った。
「多いね?ちょっと引くよ?」
「大丈夫、大丈夫、明日人生終わるし」
「本当に何があったの?話なら聞くよ」
「んまぁ簡単に言うと、水着泥棒の冤罪をかけられて、人生終わったってとこですかねぇ」
俺がそういうと、お姉さんは立ち上がって俺の前に来ると
「その話、この探偵の私に詳しく聞かせてくれ」
そう言って、びっしと俺の方に人差し指を向けながら
「君の冤罪、晴らさせてもらおう」
「いやぁ、証拠も何もないですよ。時間の無駄になるんで、、、」
「甘いなぁ少年?最近の探偵に証拠なんていらないんだぜ?」
「は?」
証拠がいらない?そんなわけがない、そんな推理誰が信じる?
「疑っているねぇ、でも後悔はさせない」
そう言って彼女は俺に手を差し出すと
「さぁこの手を取ってよ」
俺はその手を、、、
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