入学式 覚えてねぇな

「やっぱり信クオリティね」

「うっせぇ」

 入学式の長話が終わり、クラスの場所も覚えたのでさっさと帰ってきたところ

姉とこんな会話をしていた。

「え、なに。 あんた”ひとめぼれ”でもしたの?」

「なに、のんきにご飯くってんぬ」

お前、その表記は米の銘柄やねん。

「っで、で?」

姉はなんかせかしてくるが、それボケなのかガチなのか分からないからさぁ

「なにが『で』だよ ちゃんと説明しろ?」

「そっか 君には鬼頭ちゃんがいるしねぇえ」

本当になにを言ってるんだ この人は

「美少女ロシアンJKの姉の雰囲気を出すな‼」




中略





「信って対外恋愛脳よね」

「そろそろしゃべり方直してよ」


「信てさー、頭ん中お花畑の厨二病だよねー」

別にそこまで言えとは言ってない

「高校生だぞ、だって

花の勉強きつすぎてクラス内のすれ違いが起こって、一部のカースト上位がうはうはする

高校生だぞーーー!」

クッソ なんて血生臭い青春なんだー

「単純にこの3年間という短い時間をいかに楽しむかがおれううぐあrtgrhるあg」


我が姉が口を開いた


「しゃらっぷ」

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