イケメンモデルVS堕天使

レイリンは震えた。

 レイリンだけではなく、大地まで震えてダンジョンにも変異が起きている。

 篠原さんは気絶していて誰も立てそうにない。

  レイリンはコメントを見て助けを求めようと試みるが震えて声が出せない。

 

 ーーレイリンだけでも逃げて

 ーー人間の相手じゃない。勇者でないと勝てないよ

 ーーレイリン起こせ。まだババエルを起こせば二人で逃げ切れる。

 

  レイリンは仲間を見捨てて逃げてしまった。

  レイリンだけでも助かってほしかった。でも行き止まりで逃げれなかった。

  そして恐れた事に堕天使が来てしまった。

 

「私の可愛い部下を倒すなんてやるじゃない?堕天使シャリエイ様が相手をしてあげるわ」

 

 その時立つことすら難しい状態なのに私は立ち上がった。姉として最後の戦いに臨むわ。

 

「私の仲間にては出させない。堕天使、あなたがこのダンジョンのボスなら倒すまでよ」

「二代目勇者でも倒せなかったこの私に勝てるとでも」

 

 その発言を聞き私はは驚いた。私は他人から見たらは悪魔みたいな微笑みを浮かべてるだろう。そして私は剣を構えて攻撃するモーションに入った。だが動きが止まってしまった。

 

「動きなさい、動きなさい。私は誰にも負けてはいけないと誓った。だから私は動かないとダメなのになんで動かないの」

「私を恐れないだけでも凄い。だが限界が来たようだな。私と戦うにはレベルが低いただそれだけ」

 

 わずかだが上からも堕天使を超えるオーラを放つものが現れた。

 「カチカチ」

 と聞こえてくる。

 

「時間よ。死になさい」

 

 百を超える魔法が速攻で作られて放たれた。「ドッカン」

 魔法の威力が凄すぎて前が見えなく何が起きたのか分からなかった。

 そして3秒後の煙が消えて、ファション雑誌で見たイケメンがいた。

 

ーー誰だこいつ。凄いタイミングで現れて、100個の魔法を掻き消した。顔も何もかもがイケメンじゃん

ーー彼はモデルだよ。まだ大きな雑誌にはなっていないけど、ビックになると言われた若手の子だよ

 

「悠人様」

 

 と私は彼に馴れ馴れしく言ってしまった。

 

ーー俺のババエルを恋にでも落ちたかのような表情させているけど、俺よりカッコいいなマジで。

 

「天使である私を消滅させるつもりなのかしら」

「俺を倒せるのは勇者だけなんでな。堕天使じゃ役不足だぜ」

 

 堕天使は1000をも超える魔力を放つ準備に成功した

 だがその時には目で悠人様を目で終えていなかった。

 私も堕天使さえも誰もが憧れるほどに速くカッコいい。

 気がついた時には顔面に殴り堕天使は、一撃で滅びた。

 

「じゃあな」

「悠人様待ってください」

 

 私の呼びかけを無視してワープゲートに入りこのダンジョンから抜け出してしまった。

 

ーーあいつカッコよくて登場して、カッコよくてワンパンで倒せてカッコよく帰ったな

ーーこりゃ悠人様ファンが増えるぞ。

ーーまさか驚いた悠人がこんな強いなんて。

 

 ーーーーーー

悠人様サイド

 

「ぐーーークション」

といびきをかいて寝ていた。

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