元魔王が落ちこぼれを演じていたら、姉が配信中に堕天使と戦いピンチになったのでワンパンでピンチを退けた。そしたら有名な人となった
@kaminetu
第1話
前世の俺は恐ろしい魔王だと言われた。
その理由は人々の土地を侵略して魔物が攻めてきたのが影響をしている。だが実際の魔王であるおれは、勇者と戦う準備を進めていたため関わりはない。
一方勇者は国の滅びる姿をまじかにみて、打倒魔王を掲げて燃えていた。
最終的に俺と勇者が戦い、勇者は仲間を連れて戦う。勝負は俺の圧倒的パワーで押し込んだ。それで終わったかと思った時だ。勇者は俺に鋭い斬撃を放ち回避するのは困難だった。俺はダメージを受けて破れた。
「手加減したな魔王!!何故手加減をした」
「それに気づくとはさすが勇者よ」
俺は強がりながら、深い眠りにつき滅んだ。魂も又滅びるはずだった。
だが勇者の斬撃は魔王の肉体を影響した。
なんと魔王である俺が勇者になる資格、勇者の覇気を習得したのだった。俺の魂は消えずに勇者として生まれ変わるために残り続けた。
そして一人の赤ん坊のもとに勇者と魔王の混ざりあった魂が入り転生を果たしたってわけだ。
「真勇起きて。冒険者になりにいくわよ」
「眠いよ。寝させてよ。誰も俺に期待してないよ。勇者がいるんだし、俺がいなくてもいいじゃないか!!」
「私は引きこもりな貴方を教育させるためにいるのよ。貴方はやればできる子なんだから多分ねぇ。そうよね真勇」
俺の義姉であるババエルは俺にそう言った。
落ちこぼれの俺を期待してくれる姉だ。
少しは期待を応えたいと思うが、あいにく期待に応じるつもりはない。
俺はどうも魔物と戦うのに抵抗がある。
やはり勇者より魔王の魂が強くあるのが原因だろう。
「だって魔物が可哀想じゃないか?殺気をたらしているから魔物も応じるしかないんだ。生き残るためには殺す覚悟で戦い勝つしかない。そんな世界に身を置きたくない」
「はぁ、魔物なんて害虫だと思えばいいのよ。魔物は悪だから魔って字で書くのよ。正しいというなら真で良いじゃない」
はぁ魔物にイラつくのまぁ理解出来る。だが魔物も又イラつく。最初は魔物は人間と良い関わりだった。漢字も姉が言う通り真王であった。真実を貫く魔王、その真王こそ俺だった。そこから先は長くなるから省く。
「よくわかったよ。姉さんは何故魔物を憎むの?」
「私の母は魔物なの。私達を騙して、魔物だと気付いた父は私を生かすために戦い死んだわ。でも実の娘である私までは手を出せなかったみたいね。だから復讐よ。復讐を達成するには私が強くなる必要がある」
彼女から強くなる意志を深く感じ取った。
だが手は震えていて瞳から一滴の雫が落ちる。
それほど悲しい思い出を蘇ららせた俺は反対し、もし姉がその魔物にあったら戦わせないようにしないといけないと思った。姉が母を殺す姿を見たくなかっただけかもしれない
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