11_唯一無二
「人と同じではダメ。個性的になりなさい」
私が小さい頃から、親はいつもそう言っていた。だから、私はいつも、人と違うようにしようと努力した。
学校では、服装も髪型も他の子と被らないようにした。
大人になっても、他の人がやらないような仕事をどんどんやった。
努力の甲斐があって、私はとても個性的な人だと言われるようになった。
だけど、職場に同姓同名の新人が入ってきた。私は、その新人を殺した。
これで私は唯一無二だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます