第二十四条
貧富を扱っているから。凡庸である、とあなたは言う。確かに。だが、私は実直に繰り返すしかない。経済問題は普遍的なものであるから避けようがない、と。さらに、人は明日からのメシをパスタともやしにする覚悟で、あるいは覚悟すらなくガチャをひいてしまう弱い生き物だから、当然あなたの3000円はこの書に使われなければならない。でないと、あなたは私が本書において糾弾する人間たちから「収奪されっぱなしの人生」を過ごすことになる。啓発的愛情に満ちた同情的威嚇。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます