第109話 エレベーターの恐怖
いつもの朝。職場に向かうエレベーターに乗った。
珍しく私一人だ。
行き先ボタンを押すとトビラが閉まる。
ゆっくりと動き出した。
次の瞬間。カゴ内が真っ暗になった。
停電? でも動いている。
急いで緊急ボタンを探す。
無い。何も無いのだ。
私の周りは真っ黒い壁。
その時。闇の底から女の笑い声が……。
了
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