華麗なる二刀流の披露

雉撃ち爺さん、花摘み婆さんJUDGEMENT「2」

華麗なる二刀流の披露


水泳の自由形は平泳ぎを泳いでも失格にはならないが

皆がクロールを選択するのは

自由系列最強のスイミング・スタイルだからだ。


文学にも息継ぎってあって、オレは意識して

550~750文字の領域で

1話を区切る工夫をして来た。

不勉強で、以前よりも1行多めに書いているが

36行詩に慣れた現在は

35行詩に直す必要性を感じない。


今回は、意識的に、息継ぎし易い密度に設定中。

自由形50mを息継ぎなしで遊泳出来たら

最恐(最強)の2文字だが

息継ぎありきでの遊泳の方が勝ると踏んでの現行だろう。

僕も原稿のことなら、少しはご教授出来る

立場に在ると思う。

闘病中に市立図書館で

『書きあぐねているひとの小説入門』と言う本を借りた。

書籍の内容がどうこう言うよりも

HOW TO本に頼った時期があったという

記憶の方が鮮烈だ。

補助輪が付いた自転車に得意になって

乗っているのと同じである。

今は、隣人にHOW TO出来るくらい

どの角度からも斬り込める

大剣豪へと成長した。

藤井風が寝ながら鍵盤TOUCHするのは

有名なパフォーマンスだが

オレも即興で虹色の文字列を並べられる自負がある。

プロデューサーは二本目の刀の存在を

しきりに意識させる。華麗なる二刀流。

売り出して行くには、突飛な話題性、か……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る