34.『正邪の行進』(著:隅田 天美)

<作品URL>https://kakuyomu.jp/works/16818093073218580153

【ジャンル】現代ファンタジー 【完結済】101,879文字

【セルフレイティング】残酷描写有り/暴力描写有り


※長編のため、「第三章 父と息子と時代 その・・・前に」までを読んだ感想です。


 こちらの作品は、シックな大人向けのエンターテインメントだなぁと感じました。

 そして、群像劇っぽい?

 文章の端々から、筆者様の落ち着いた精神年齢の高さを感じます。

 絵を見た感想とか、話の展開とか……何というか渋くていいのです。

 ちなみに、私は、大根に味が浸み込んだやつが好きです(*´∀`*)


 「序章その一」は、「その4」までを一気に読みたいですね!

 ここからぐっと色が変わるので、話に引き込まれます。

 ここまで一話でまとめるか、もしくは二話にまとめてもいいのではないでしょうか?^^


 以前、こちらで感想を書かせて頂いた作品「『彷徨う漆黒』(著:カイト)」もそうでしたが、一話の文字数が1,000文字に満たないので、さくっと読めます。そこを意識されて書かれていたらすみません(>_<。)💦

 ただ、話の展開がゆっくりめなので、次のページを捲らせるには、ちょっと各話の内容が短すぎるかもしれません💦

 カクヨムで読者に読み続けてもらうには、三話~五話くらいまでに、話の方角を示してあげないと、読者は迷子になってしまいます(;゚∀゚)


 群像劇だからか、この「物語のはじまり、はじまり」という章の中だけでも、視点となる主人公が何度も変わります。

 「第一章 陽気な人々と日常」を読みながら、この話が最初に登場した猪口とどう関わっていくのだろう、と思いました。何か少しでもリンクすることを匂わせる共通のキーワードを出してあげると、読者は、安心できるんじゃないかなぁ。

 私が見落としていたら、申し訳ありません(>_<。)💦


 「五家」の説明がありましたが、龍野家、猪口家、鹿児家、蝶野家……と、あと残り一つは、後から出てくるのでしょうか?

 敢えて、最後の家名を出さないのには、何か理由があるのかしら(゜-゜)

 この五家の主要人物たちが物語を作っていくのかしら、と思ったら、「星ノ宮の守護鬼神」や「十三人の使徒」……と、実に様々な組織が出て来て、正直ちょっと混乱しました(;^_^A

 おそらく、これらの一見バラバラに見える要素が最後には一つに集結するタイプの話なのかなぁ~と思いましたが、合っておりますでしょうか?💦


 群像劇でも、あまりにも登場する視点が多すぎると、読者は混乱します💦

 映画なんかを見ていても、登場する勢力って、三つが妥当で、多くても四つくらいが限度だと思います。それ以上多くなると、視聴者はついてこられないからだと……何かで読んだ気がしますが何だったか覚えていません(;´д`)

 勢力図が二つだけだと面白くないんですよね。

 そこに第三の勢力が介入することで、パターンが増える。

 要は、二人兄弟のケンカはいつも同じだけど、三人兄弟のケンカは、いつも違ってて面白い、ってよく言われるやつですw

 こちらの作品がこの後、どういう方向へ進んでいくのか把握していないので、断定はできませんが💦

 なるべく序盤に出すなら、三つくらいに視点を絞った方が分かりやすいんじゃないかなぁと思いました^^


 こちらの作品へレビューを書かせて頂けるなら、キャッチコピーは……


 『幾つもの伏線が繋がっていく――大人向けの群像劇。』


 こちらで、いかがでしょうか?


 レビューにアドバイスのような内容は書きませんので、ご安心ください。


 もし、ご不快に思わせてしまったら、大変申し訳ありません💦

 コメントにて、この感想へのご感想を頂けると幸いです(*ᴗˬᴗ)

 参加を取り下げる場合は、「削除希望」とだけコメント頂ければ、こちらの感想は非公開とさせて頂きます。

 宜しくお願い致します。



以上。

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