6.『Alteration of history』(著:@yosugami)

<作品URL>https://kakuyomu.jp/works/16818093078631162643

【ジャンル】異世界ファンタジー 【連載中】5,820文字


 ※現時点で公開されている序章4話までの感想となります。


 これは……異世界ファンタジーというより、SFに近いですね。

 異世界を行き来できる〝インセプトリアル〟という装置を使って、変わってしまった歴史の修復を行う……というストーリーのようです。

 とても壮大なストーリーが期待できそうな内容ですね^^

 何故、異世界を行き来することが現実世界の歴史に影響するのか、どういう方法で歴史を正していくのかは、まだ分かりません。

 ですので、ここでは、書き方を中心に見ていこうかなと思います。


 まず、冒頭の書き出しは、会話文から始まっており、尚且つ、作品の内容を推測できるものになっているので、良い書き出しだと思います。

 ただ、登場人物の名前「代須上 誠也」「椙田 凌」「関原 燈火」は、ルビを振ってもらえると嬉しいです^^

 「青井 英二」「平田 沙羅」は、そのまま一通りの読み方しかできないので、ルビは不要ですが、前者の名前は、何通りか読み方があるからです。

 

 序章1話で、以下の一文があります。


 「俺の勤めている'歴史保護条約協会'の成り立ちについて説明しようと思う。」


 アニメや漫画で、主人公のモノローグとしては、よく見かけるタイプの説明書きですよね。これから説明するぜ!と。その意気込みは伝わってくるのですが……おそらく、ここでブラウザバックされてしまうユーザ様も中には、いらっしゃるのではないでしょうか💦

 というのも、WEB小説で、このタイプの説明書きは、あまり好まれません。

 「協会の成り立ち」という文言から、なんだか難しい話が始まりそうだな、という印象を受けてしまい、逆に身構えてしまうからです。

 話のはじめに、世界観や設定を説明したくなる気持ちは、とてもよく分かるのですが、その説明の間、ストーリーは進みませんよね?

 小説では、世界観を地の文で説明するのではなく、エピソードの中で説明をするのが良質とされています。その方が、話のスピードが落ちないため、読者がより楽しめるからです。


 例えば、主人公が会長の部屋へ行くまでの間に時間がかかる、ということは、その道なりの間に長い通路があったり、エレベーターのような移動手段があったりするわけですよね?

 協会の長い廊下の壁なんかに、インセプトリアルが売り出された当時の広告や、インセプトリアルの問題が書かれた記事のようなものが貼られている……そんな描写があるだけでも、読者は意外とそこから世界観を読み取ってくれます。


 前に、ここで感想を書かせて頂いております。

 『時代遅れの魔法使い、追放者とパーティを組む』(著:バリー・猫山)

 という作品は、そのあたりの書き方がとても巧みでしたので、良かったら参考にしてみてください^^

 (自分の作品紹介ではないというww)


 ストーリーを進めていく上で、どうしても説明が必要な時だけ書いていけば、自然と話のスピードを落とさず、進めていくことが出来ると思います^^


 序章4話の終わり方は、次への期待が膨らむ、いい引きだと思います。

 是非、続きが更新されるのを待っておりますので、がんばってください!


 こちらの作品へレビューを書かせて頂けるなら、キャッチコピーは……


 『異世界へ行って、歴史を正す。ワールド☆トラベラーとは、彼のこと。』


 こちらで、いかがでしょうか?


 レビューにアドバイスのような内容は書きませんので、ご安心ください。


 もし、ご不快に思わせてしまったら、大変申し訳ありません💦

 コメントにて、この感想へのご感想を頂けると幸いです(*ᴗˬᴗ)

 参加を取り下げる場合は、「削除希望」とだけコメント頂ければ、こちらの感想は非公開とさせて頂きます。

 宜しくお願い致します。



以上

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